ブログ更新1159回目。
昨日は麹町にある貿易会社様を訪問してきました。
主に日本の食品を海外に輸出することが得意な企業で、
香港には冷凍倉庫や温度管理インフラを自社で保有すして
いるそうです。
社長にお聴かせいただいたお話は、これから海外で勝負する
日本企業へのアドバイスともとれる、大変勉強になるもの
でした。
特に勉強になったのは、海外だから高く売れる時代は終わって
いるという点。
爆買いを見てもわかるように、中国人は日本の商品の相場を
日本人以上によく知っているそうです。
それなのに、中国に行けば日本で売るよりも高く売れると
簡単に考えている企業がとても多いことを指摘されていました。
「中国の小売店に行ってみれば一目瞭然だが、他の国の食品が
たくさん並べられていて、価格面でも品質面でも日本とは違った
競争が待っている。
いまや中国で日本の食品を売るメリットは、国内の市場が
縮小していく中で販売量を伸ばせることであり、高く売ること
ではなくなっている。」
考えさせられるお話でした。
日本の食品は確かに安全性や味で優位性があるけれども、
食べたことがないものがすぐにブレークすることは稀。
ですから、まずはこちらが売りたい食品をどうやって売り場に
並べてもらうかを考えなければならず、当然ながらスタート時は
赤字を覚悟して臨む必要があるとのことでした。
貿易会社も、赤字を出しながらメーカーと一緒になって宣伝
したり交渉を重ねてその商品の市場を作っていくことを
目指すので、商品を売りたい企業の本気度がどれくらいかが
組むか組まないかと一つの判断基準になるとおっしゃって
いました。
日本国内も海外も、同じように苦労する点があって初めて
成功があるということでしょう。
濡れ手に粟のような商売は、すぐに世界各国のライバル
企業に奪われてしまうことになるのは間違いなさそうです。
これから、国内の生産者や中小の食品メーカーをサポート
していく上で、とても学びが多いお話でした。
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