ブログ更新1361回目。
中小企業には重荷。
大手企業は負担増に理解も。
本当に大手企業は理解してくれるのでしょうか?
2016年度の最低賃金が3%アップになることを受けての記事です。
中小企業は体力がないから賃上げができなくて、大手はできる。
そんな風に見える記事です。
でも、大手企業を支えているのは中小企業であることは周知の事実。
最近は人件費の低いアジア各国で生産をするケースが多くなって
いますが、それでも国内市場を支えているのは中小企業です。
では、なぜ中小企業は最低賃金アップに苦戦するのでしょうか。
それは、大手企業の中には力関係を盾にして圧力をかけ、
低価格での製品やサービスの提供をさせている企業が存在する
からです。
例えば物流業界の場合、トラックの実勢運賃のおよそ60%が人件費に
なります。
この運賃を低く抑えるためには何をしなければいけないでしょうか。
乾いた雑巾を絞るような状況にまでなっている中で、最低賃金という
縛りで押し上げてしまったら逃げ場がありません。
この上昇分にも理解をしてくれているのであれば良いのですが。
話は変わって、労働力の採用の話。
大手企業は給与や福利厚生などの条件の良さを強みにして採用
活動を進めます。
でも、自社の基準に合わない条件で採用しなければいけない場合、
例えばコスト的に制約が高い業務に対する募集では子会社での
採用になるケースが多くなります。
しかし、条件の良くない採用活動のノウハウを持たないことから、
そういった環境下で採用力を持つ中小企業には勝てず、結局
子会社は中小企業に外注することになるケースが多いのが
現状です。
採用なんて誰でも容易にできる、という発想を持つ荷主企業も
少なからず存在するようですが、こういった現実をまず知った
上で、謙虚にお互いが協力し合うことが今後の存続のためだと
思います。
いずれ安い労働力のアジア各国だって、賃金は上がっていきます。
「自分さえ良ければ」といった、バッタの大群みたいな考え方を改める
時期に来ているのではないかと思います。
理解する。
とても深い言葉のように感じますね。
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