ブログ更新１９９０回目。
残業規制が強化されるそうです。
政府は労働時間の削減を図るんだと。
とっても当たり前で聞こえが良いこの話。
残業時間削減自体には賛成なのですが、でも現在のサービス業の
実情を考えるとどうやって取り組んだら良いのか判りません。
そもそも今の日本の労働関係の法律は、基本的に製造業向けに
作られたものです。
例えば物流業界の場合、労働力に対する依存度が高い典型的な
労働集約型産業ですから、買い手である企業や消費者が求める
ローコスト化を進めようとすると時間あたりの人件費は抑制せざる
おえないため、働く人の生活を守るためには残業ありきの月給制が
敷かれることになります。
そんな時代が長くあった後に、いきなり残業はダメよと言われても、
その分のコスト負担を買い手である企業や消費者は受け入れて
いただけるのでしょうか。
政府もこのような案を出すのならばその辺もしっかりと対策して
から発表して欲しいものです。
まずは、荷主企業の意識改善や最低運賃の設定など仕組みを
変えることから丁寧に進めてくれると良いのですが。
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