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ブログ更新1604回目。
アメリカ先進企業視察ツアー4日目は、LA。
朝晩が冷え込む湿度が低いSFに比較して、LAは温暖で過ごしやすい
気がしました。
もっとも、それは滞在したホテルがマリーナの目の前で、リゾート色が
強かったからかもしれませんが。笑
午前中の訪問は、ウェスタンリージョナルデリバリーサービス社。
(以下、WRD社)
高額電気製品を中心に、全米へ短・中・長距離の輸配送を行う
物流企業です。
競合に比較して強みになるサービスは、高額家電の共同配送。
メーカーから引き取り、納品先の希望納品日時を調整して共同
配送を行うことで、顧客にとっても納品先にとっても効率的で
ありながら収益性が高まる仕組みになっていました。
まず、西海岸という立地は大きな強みになるということを学びました。
現在は、多くの物資がアジア圏から船で運ばれており、西海岸で
陸揚げして東へと運んでいく流れが効率的だそうです。
そういった意味で、この視察自体も西海岸が選択されていることを
知りました。
財務的な魅力としては、買収した古い工場を修繕して主要拠点と
しており、この資産価値だけでも簿価と時価の差が27億円近くある
点だと思います。
輸配送システムは、自社と協力車(アメリカでは個人のトラック事業者
が多い)のトレーラヘッドとトレーラー全車にGPSが装備されており、
オンタイムで動態を把握して配車や顧客サービスに利用されて
いました。
人材については、職を求めるメキシコ系移民が潤沢にいるそうで、
労働力という観点では困っていないとのことでした。
日本と外部環境は大きく違うようです。
ただ、言葉や一般常識に問題があるので、採用後には一定の
教育を行う一方、過度な業務付加がかからないよう、輸送は
可能な限り運転に限定した業務構成にしているとおっしゃって
いました。
日本は荷主企業や納品先から要求されるサービスレベルが
高いので、仮に移民が増えたとしても同じ状況になるには時間が
かかりそうですね。
また、高額電気製品を扱っているせいもあって、セキュリティに
関してはハイレベルな投資をしていました。
アメリカの環境がそうさせる部分も多いと思うのですが、こういった
点はユーザーからの信頼を獲得するという視点で考えれば、高額な
商品でなくても必要な投資かもしれません。
外資が日本に多く入ってきていることを考えても、倉庫や事業所の
セキュリティや情報セキュリティは早期に取り組むべき課題として
持ち帰りたいと思います。
この企業訪問から得た気づきは、
・セキュリティについて見直す必要があること
・自社の強み、事業ドメインを今以上に明確にする
・戦略に対して十分な投資が可能な財務力の構築
でした。
忘れないように取り組みます。
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