今日は、食品配送車両の豆知識、『断熱材』についてです。
冷凍・冷蔵食品物流のトラックは、温度を管理するために
冷凍機を装備しているのですが、いくら高性能な冷凍機を
装備しても箱の断熱性が低いとその効果を発揮することが
できません。
トラックに使われる箱には断熱材というものが入っていて、
発泡スチロールのようなものをパネルとパネルの間に注入
するものと、断熱ボードのようなものをパネルの間に挟む
タイプのものがあります。
対応温度によって厚さが違うのですが、一般的に、
チョコレート菓子などに使うのが25mm
チルド品輸送用ならば50mm
冷凍食品などに対応するならば75mm
アイスクリームなど冷菓用ならば100mm
になります。
もちろん、それ以上の厚さが必要なものもありますし、
それぞれの物流会社が独自の考え方で厚さを変えて
いる場合もあります。
例えば、夏の日差しを直接受ける屋根だけは100mmに
して側面は75mmにする、又は冷凍食品輸送用だけど
すべて100mmにしておく、など。
厚くすると微妙に積載スペースが変わり、パレットや
カーゴテナー(カゴ台車)が並べて積めないなどの問題が
発生することもあるため、断熱の厚さの設定は様々な
要素を検討して決定する必要があるんです。
食品のチャーター輸送をお考えなら こちら から。
食品の共同配送をお探しの方は こちら から。