モスフードサービスが農家と共同出資する農業法人を全国に
広げるという記事が12日の新聞に載っていました。
静岡県と熊本県にある農業法人を5年で10拠点に増やし、
1400店ほどあるモスバーガー店舗で使う野菜に占める調達
比率を約7倍の13%に高めることが狙いと書かれていました。
気になったのが、それら法人で作られた野菜に知名度のある
『モス』ブランドを付けて食品スーパーや生協で売り出すという
計画。
自社の食材自体を販売していく形は、先日このブログで
ご紹介したゼンショーの戦略に近いものがあります。
居酒屋チェーンや食品メーカーなども、その会社の調達力や
安全性に”強み”があれば、それをブランド化することで
同じような営業戦略を検討することが十分に可能です。
モスフードサービスの最大の強みは、自社の食の安全・安心
への取り組みが社会に浸透していることでしょう。
物流面では、今までなかった青果物の物流需要が発生して
くると考えられます。
農業法人が増えてくれば、青果物の物流センターや加工
センターなども必要になってくるかもしれません。
市場を介さない農作物の流通が急増していますが、
近い将来、『モス』の看板の入ったトラックが野菜畑に集荷に
向かう、そんな風景が見られるようになるかもしれませんね。
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