10月5日の新聞に、食品大手が『1人前』の容量の品ぞろえに
注力しているという記事がありました。
以前は、大容量のお買い得感を前面に出した商品が人気
でしたが、核家族化が進むと共に少量の商品に人気が移行
して、現在では単身世帯やシニア層向けの”1人前”が主力
になりつつあるようです。
パスタソースで言えば、大容量のお買い得パックが2~3人前
用のお手頃パックに替り、更に1食食べきりサイズになった、と
いう感じでしょうか。
国勢調査の結果から、全世帯に占める単身世帯は2010年に
30%を超えたそうです。
今後も単身世帯が増えていくことを考えると、商品のサイズ
だけでなく、その販売方法や宣伝方法、そして我々が手掛ける
食品物流の手法も大きく変わっていくでしょう。
例えば、コンビニの利用者は若者が中心と言われてきましたが、
今では約2割がシニア層の利用になっているそうです。
遠方の安売り店よりも、高くても身近にあるお店のほうが利用
されやすくなってきた証拠です。
これらは、近い将来通信販売や宅配サービスに移行していく
可能性が高いことを意味しているとも考えられます。
この記事を読んで4トン車などは極端に少なくなり、軽貨物が
主役になる日が近いのではないかと感じました。
個人宅に配送をすることを考えると、小回りがきかない4トン車
の活躍できる場は限られてきます。
拠点間を大型車両で移動し、軽貨物や小さな2トン車が配送
するシステムが主流になっていく。
そうなれば、高齢者や女性が活躍する職場として、物流業界が
見直されることも考えられます。
私の希望的観測が少々入ってしまいましたが、そんなことを
考えさせられる新聞記事でした。
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