視察セミナー3社目は、ダイセーエブリー二十四株式会社
です。
この企業は食品物流をメインとしているので、当社としても
参考になることが多いのではないかと期待を持って訪問
しました。
まず始めに社長より会社概要を説明していただきましたが、
社員の育成に関するお話が多かったことが印象的でした。
『リーダーとマネージャーの違いは何か』
この問いに、私はすぐに答えが頭に浮かびませんでした。
”リーダーとは、未来を考えて、はっきりとした形を見せて説得
すること。
たったその一つがリーダーシップを発揮するために重要なこと
である。”
”マネージャーの本当の役割は、他の人により生産的に
仕事をしてもらうこと。
そしてその唯一の方法は、部下一人一人の成功こそが
自分の一番大切な目標だと信じること”
急成長した結果、会社の中がうまく回らなくなっていた時に、
そこを明確にするところから改善活動を始められたと言う
だけあって、階層別に細かく研修が設定されていました。
まず、社員の質の向上を優先された素晴らしい取り組み
だと感じました。
最新鋭の冷蔵冷凍センターの視察では、やはり整理整頓が
徹底されていて、清潔な環境が作られていました。
同業者の視点で感じたことですが、通常は新しいセンターを
建設するときっちりとしたロケーションをすることに注力しがち
です。
ですが、こちらのセンターでは臨機応変にロケーションを変え
て対応の幅を広く持てるように設定されていて、日配物の
プロであることを感じさせられました。
他にも、お隣の敷地にあるお客様の工場とフェンス越しに
ラインを直結して、製品を引き込み流通加工や物流業務を
行っているなど、大胆な取り組み実行されていました。
この企業は業界でも名の通った存在ですが、一見派手な
ように見えて、実は基本に忠実な取り組みをベースにして
いることがはっきりと伝わってきました。
それは、企業は人であり、そのスキルアップがなければ
会社としての成長は見込めないから、人に対して投資を
することに躊躇しないということです。
地道な教育の積み重ねが強い組織を作りあげている
のでしょう。
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