食品物流 会社の衛生管理についての続きをお話します。
二つ目に確認していただきたいことは、車両や倉庫など
設備の衛生管理状況です。
トラックならば「洗車」、倉庫内作業ならば「掃除」が基本に
なりますが、それをどのような頻度や手法で行うことになって
いるかを確認しておくべきです。
例えば車両の清掃ひとつとっても、ただ水で流すだけの企業も
あれば、洗剤とブラシでしっかり行っているところなど、企業に
よってかなりの差があります。
また、鮮魚・乳製品・お弁当など、取り扱う製品によっても必要と
される清掃レベルが違ってきますので、自社の製品管理に 必要な
レベルになっているかという視点で確認が必要です。
参考までに、茨城乳配では共同配送部門があるため、様々な
製品を同時に扱うことを前提に、洗車後には定期的に微酸性
次亜塩素酸水の散布で除菌・消臭を行うようにしています。
そして三つ目として、衛生管理のためにどんなルールが設け
られているかを確認してください。
例えば、従業員のうがいや手洗い、マスクの着用、作業服の
管理が挙げられます。
これらは当たり前のことのように感じますが、ルールの実施が
従業員任せなのか、管理者によるチェックがしっかり行われて
いるのかによって、管理レベルは大きく変わってしまいます。
その他、社員の出社時の体温や血圧のチェック、社員とその
家族の海外渡航状況などが申告されるようになっているか
なども、確認事項に加えておくと良いと思います。
これら1~3を再度確認することで、自社の物流部門がどの
程度の衛生管理になっているかを概ね確認することができます。
食品企業は人の口に入る製品を扱うため、物流における衛生
管理にもできる限りの対策が必要です。
今後お引先の物流会社と衛生管理対策について検討する
際に、参考にしていただければと思います。
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