冷凍食品など冷凍品の物流では、冷凍車による輸送・配送が
当たり前になりました。
個人宅への宅配などでは蓄冷材を使用しての物流がまだ
残っていますが、冷凍食品の安全・安心な物流を構築する
ために必要な、コールドチェーンを守る上では欠かせない
ものになっています。
冷凍車での輸送・配送で注意するべき点は、やはり温度管理
と言えるでしょう。
ひとことで冷凍と言ってもいくつかの段階があり、冷凍車の場合
には以下の3つの温度帯が一般的になっています。
・-20℃ 冷凍食品に対応
・-30℃ アイスクリーム類に対応
・-50℃ 冷凍マグロなどに対応
さらに細かな温度調節については、、車両に搭載されている
冷凍機の設定温度調節で対応しています。
車両の管理温度の違いは、そのまま仕様の違いになります。
-20℃と-30℃の違いは、断熱材と冷凍機の違いとなり、
温度が低くなればなるほど断熱材は厚く、冷凍機は大型の
ものになっていきます。
その結果として、積載重量や容積が下がっていき、車両は
高額化していきます。
冷凍車による輸送・配送は、今後も車両装備が進化して
いくことでより安全になっていくと考えられていますが、
しかしながら、その車両を使う人のスキルによってその性能を
発揮できるかが決まってしまうため、人材の教育指導の
進化も求められていくと思います。
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