ブログ更新713回目。
Appleが「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」を発表しました。
日本での発売は9月19日のようです。
また、会社を休んで店頭に列を作る方が出るのでしょうね。
今日は、外食業界の物流についてお話ししたいと思います。
外食業界全体の市場規模は、約30兆円。
ファストフード、ファミリーレストラン、居酒屋などに加えて、
最近では社員食堂や、学校給食を運営する企業も増え、
業態も多様化しました。
経営規模も、1店舗から1000店舗を超える大企業まで、
幅のある業界といえます。
そんな外食業界の物流で取り扱う品目は、およそ500から
2000品目と言われ、食器や包材などの『資材類』と、店舗で
調理する『食材類』の大きく2つに分けられます。
食材類の輸配送は、さらに冷凍・冷蔵・常温と3つの配送
温度ごとに分けられていますが、店舗での調理効率の向上や、
廃棄ロスの低減などのメリットから、冷凍品の割合が高い
ようです。
中・小規模企業の配送現場
ポイント1 卸が直接配送
中小規模の外食の主に店舗への配送は、業務用食材の卸売り企業が、
店舗や食堂に直接納品を行っています。その場合、食材卸は『食材』を、
資材卸は『資材』を、製パン業は『パン』をという形で、いくつもの企業が
同じ店舗に出入りする仕組みになっています。
ポイント2 配送日は隔日
店舗や食堂への輸配送は基本的に毎日行われていますが1日当たりの
出荷量が少ないために非効率な物流になりがちです。そのため、1日
おきに輸配送を行う『隔日配送』を採用する企業も多いようです。
隔日配送とは2日分の物量をまとめて配送することで配送効率を上げる
方法です。
ただし、どの店舗でもこの配送方法を利用できるわけではなく、繁忙期を
考慮し、最低でも3日分の食材や包材を保管できる、バックヤードや
冷蔵庫を設置できることが前提になります。
ポイント3 配送時間帯
中・小規模の外食店舗への輸配送時間帯の特徴は、交通量と来客数が
少ない夜間から朝方の時間帯に集中している点です。なお、24時間稼働
ではない店舗については、店舗の鍵とセキュリティカードを物流企業に
預けることでその時間の納品を可能にしています。
ポイント4 中・小規模の企業も物流センターを利用へ
最近では中・小規模の企業であっても物流センターを利用する企業が
増えてきました。
ただ、1社当たりの配送量には限りがあるため、在庫をもつ卸企業が
中間に立ち、外食企業数者の納品をまとめて配送ルートを考えるなど、
卸企業との協力体制が必要になります。
センターを利用できれば配送効率が上がり、結果的に外食企業、
卸企業双方のコスト削減につながります。
長くなりましたので、続きは明日。
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