ブログ更新828回目。
食品の通信販売物流についての続きです。
食品通販物流の現状
個人宅からの注文が大半を占めることから、配送はヤマト運輸や
佐川急便といった大手の宅配企業の利用が主流になっています。
しかし、内食や中食を販売する業態でCoopのように自前の物流で
対応する企業や、牛乳販売店や新聞販売店が持つような個人宅
向けのインフラを利用して独自の配送網を構築する企業も出て
きました。
このような業態では、自治体からの要請で高齢者の安否確認
業務の委託を受けながら配送を行うケースもあり、社会問題への
対策として認知されているものもあります。
今後の課題
通信販売の受注の傾向として、インターネット経由の注文は
21時から24時までの夜間が40%を占めるのに対して、受け取り
希望時間は9時から21時と広い時間帯に散っています。
電話・FAXによる注文は9時から17時の昼間に集中していて、
受け取り時間は12時から17時頃が半数を占めています。
このように発注時間と納品時間のニーズに対応するのと同時
に通販企業がこぞって即日配送サービスに力を入れているため、
商品のリードタイムは短くなる一方です。
食品の特性である衛生管理や賞味期限などの制約をクリア
しつつ、どのようにして時間的なニーズを満たし、付加サービスに
対応していくかが大きな課題となっています。
加えて、物流業界全体の課題である人材不足と燃料高騰の
影響は、通販物流の例外ではありません。
物流コストは今後上がる一方ですが、送料無料サービスの
ニーズは依然として高く、この環境下でどのようにコストを圧縮
していくかが課題になっていくでしょう。
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