いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
今日はまさに秋晴れ、気持ちの良い天気です。
今回は食品の共同配送でどのような課題をお持ちの企業様
にメリットがあるのかをお話ししていきたいと思います。
お客様とお話ししていると、共同配送=一番良いという発想
をお持ちの方が多いことに気づきます。
これは、物流会社がこぞって共同配送のメリットばかりを
宣伝している結果とも考えられ、当社もその責任を感じて
しまいます。
では、どのような課題を抱える企業様にメリットがあるかを
何回かに分けてお話ししていきたいと思います。
1 自社の配送車両の積載効率が常時50%から
60%未満である。
年に何回かある繁忙期は別として、通常の配送コースの
積載効率がこのレベルであれば共同配送を検討したほう
が良いでしょう。
例えばですが、
1台のトラックに積める製品が1000ケースと考えて
1台の配送コストを30,000円と考えると、
1000ケース積めば1ケースあたり30円の物流費ですが、
500ケースしか積まなければ倍の60円になります。
他の製品を500ケース運んでいるトラックに積んでもらえば、
理論上は500ケースでもケースあたり30円、ピッキング料
や積み替えにかかる時間に対応する費用などを上乗せ
した料金としても安い単価で配送できることになります。
特売など、物量が多くなる場合は割高ではありますが
スポットのチャーター便で対応するほうが結果として安価に
なり適正な物流費にできるでしょう。
ただし、積載効率が常時60%を超えている場合には
共同配送の利用は良く検討してからが良いと思います。
なぜなら、例えば同じ満載に値する物量ならば共同配送は
高くついてしまうからです。
このレベルの積載効率ならば既存の物流企業様に
相談して、一緒に運べる荷主様の開拓をお願いする
ことや、調達業務の組み合わせなどで対応すること
を検討していくほうが総合的に見て適正な物流費に
することができると思います。
次回は、共同配送の成功するケース2として、
『少量・他納品先・同時間帯の納品制約』
をお話しさせていただきます。
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