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ブログ更新1615回目。
アメリカのスーパー視察、最後はみなさんご存知のWalmart。
巨大な店舗と「エブリデーロープライス」で有名なチェーンです。
ここでは、店内ではなく店外を視察。
とはいっても、勝手に視察なんですが・・・。笑
この写真は、このお店の納品バース。
物流センターから商品を積んできたトレーラーは、このバースに
接車します。
そして、荷下ろしはせずに隣にある空になったトレーラーを繋いで
センターへ戻っていきます。
このシステムには3つのメリットがあります。
まず、時間と労力がかかる荷下ろし作業を、パートアルバイト
スタッフの時間に余裕があるタイミングで行うことができます。
主導権を店舗側が持つことで、納品時のトラブルも回避できます。
次に、バックヤードスペースの効率的な運用が可能になります。
人手が少ない時間帯や店内オペレーションに負荷がかかる
タイミングで荷下ろし作業をする場合、どうしても仮置きとして
置ける場所に下ろしてしまうことが多くなります。
これは、正しい場所へ置き直す手間がかかること、また作業スペース
が狭くなってしまい効率が落ちるデメリットが発生します。
トレーラーを仮の保管庫として利用することでそれらを回避する
ことができます。
そして最大のメリットは、ドライバーの負担軽減と配車効率アップ。
荷下ろし作業をドライバーが行うと、身体にかかる負担が増えて
運転に支障が出る可能性が高くなります。
人命に関わるドライビングに集中することができるメリットは
大きいでしょう。
そして、車両の回転率アップ。
納品からすぐにセンターへ戻れるので、同じ車両を複数回配送に
使うことができます。
配送中のセンターでは次の配送のピッキングと積込を終わらせて
おくことで、センターでもタッチ&ゴーの配送が可能になります。
こういったメリットを出すためには、施設にある程度の投資が
必要で、日本のような小さな規模のスーパーでは販売量と
スペースの両方が不足してメリットがでません。
最近の国内では、コストコの一部やニトリが取り組み始めて
いますが、やはり狭い店舗や古いセンターだとスペースの問題が
ハードルになってしまうようです。
規模が物流に効く事例の一つかもしれませんね。
アメリカのスーパー視察シリーズは、今回で終了です。
日本とは違う文化に多くの示唆を得ることができました。
今後も機会があれば、海外のスーパーに足を運んでみようと
思います。
追伸
構内をふらつく怪しい集団として、セキュリティに注意されて
しまいました。
10人以上でトレーラーの写真を撮る異様な行動は、可能な限り
避けたほうが良いようです。笑
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