いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
本日から10月ですね。
素晴らしいことがたくさんありそうな予感がしています。
さて前回に引き続き、今回も食品の共同配送で成功
するケースについてお話しさせていただきます。
2 『少量・他納品先・同時間帯の納品制約』
特にチルド帯の食品に多く見られるケースですが、1件
1回あたりの配送量が少なく、そのかわりに同時間帯に
たくさんの取引先に納品しなければいけないケースです。
例えば、外食チェーンや小売りチェーンの各店舗への配送
などがそれにあたります。
このようなケースは共同配送を利用することで配送の
効率化ができる可能性が高いと考えられます。
このような条件を自社便やチャーター便で配送しようと
すると、人的にも車両的にも大きな労力・投資が必要に
なりますが、それに反して採算面ではあまり良い結果は
望めません。
運ぶ物量の割にCo2の排出も非常に多くなります。
共同配送を利用すると多方面別に運行している既存の
車両に分散して配送できる為、あらたな車両や人材を
必要とせずに、同時間帯にたくさんの納品先に配送する
ことが可能になります。
もちろん、配送する物量に見合った運賃の支払いになる
為、チャーター便のように配送全体のコストを気にする
必要がなくなります。
既存運行車両の活用ですからCo2の排出も気にする必要
がない程度です。
このようなケースで上手に共同配送を活用する工夫として、
1 納品時間帯をできるだけ広くしていただくように納品先
に事前に交渉しておく
2 無人納品が可能なら鍵を預かることができるか確認して
おく
3 事前に共同配送で配送する旨を納品先に伝えておく
4 納品時間帯や注意点を確認しておき物流会社に
文書で伝えておく
5 季節変動が大きいと予想される場合、物流会社様に
物量データを開示して打ち合わせをしておく
などが挙げられます。
しかし、このケースでも共同配送への移行を注意したほうが
良い場合があります。
前回お話ししました通り、時間などの納品制約がクリア
できる上で車両が満載になるような場合には、チャーター
便を検討する必要があります。
1店舗だけでは無理でも2~3店舗分で満載になるような
ケースでは、納品後1度戻って再度納品に出掛けるなど
複数回車両を動かす工夫をすることでチャーター料金でも
十分に適正運賃に収めることができることが考えられる
からです。
次回は、食品共同配送の成功するケース3としまして、
『新たな地域への営業展開』
をお話しさせていただきます。
食品の共同配送をお探しの方は こちら から。
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