いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
今日は体育の日です。
日頃、運動不足を感じられている方はこの機会に体を
動かしてみてはいかがでしょうか。
さて、前回に引き続き今回も食品共同配送の成功する例を
ご紹介していきたいと思います。 今回は、
『庫内・配送管理を営業担当が兼務しているケース』
についてお話しさせていただきます。
営業担当の方が会社内で庫内業務や配送業務を兼務、又は
それらの管理を任されているケースです。
中小の食品企業様によく見受けられますが、元々は配送で
お客様を訪問したついでに御用聞きをして注文を取ってくる
営業形態の名残りである場合が多いようです。
複数業務を兼務することはそれぞれの業務についてどうしても
雑な管理になりやすいのが現状です。
中小の食品企業様においては物流費の管理が十分にできない
ことは経営においても商談においても後手に廻りやすい為、
大きな損出に繋がりかねません。
このような理由から物流企業に物流業務を委託することで
営業に集中することが王道になってきているわけですが、
共同配送を手掛ける企業に物流を委託することで商品の1本
1個単位での配送単価管理が可能になります。
これにより、物流管理で大切な日次管理がしやすくなり、
また営業での価格交渉でも今までぼんやりしていた物流費
をしっかりと考慮して交渉できるようになります。
これが可能な理由は、共同配送の運賃設定が通常はケース
単位であることにあります。
例えば、1ケース12本入りの飲料を1ケースあたり100円で
共同配送が可能だとすれば、
100円÷12本で1本あたり8.33円となるわけです。
これが1リッターの商品ですと通常計算で1L=約1kgですから、
12キロあたり100円と置き換えられます。
2トン分と考えると166ケースで1992キロ、ケース等の重さを
勘案すれば約2トンになりますから、
166×100円で16,600円になるわけです。
もし2トン分を配送する物流費を比較するなら、チャーター料金が
16,700円以上ならば価格だけを考えれば共同配送のほうが安価
になりますし、1回15,000円のチャーターなら1本あたりの単価を
下げられるということが判ります。
庫内も同じ物流会社に委託すれば、庫内作業の単価も合わせて
実物流費(配送+入出庫)の1本1個あたりの物流費を把握できる
ことになり、更に管理や交渉に役立つでしょう。
このように上手に物流会社を利用することで、営業に集中しながら
物流を管理することができ、営業の商談材料になる情報も得ること
ができます。
現在、営業業務と物流業務を兼務されている企業様は、この機会に
共同配送を検討されてみてはいかがでしょうか。
次回は、食品共同配送の成功するケース5としまして、
『現状の物流に選択肢がない』 をお話ししたいと思います。
食品の共同配送をお探しの方は こちら から。
物流のアウトソーシングを検討される方は こちら から。