平成25年度春の全国交通安全運動が今日で終了します。
この活動のおかげで、少しでも新しいスタートを切る季節に
事故で悲しむ人が減ることを祈るばかりです。
物流業界に身を置くものとして事故の撲滅は命題の一つで
あると認識していますが、取り組めば取り組むほど事故を
無くすことの難しさを感じています。
事故の原因を追及していくと、複雑な事情があるものは意外
に少なく、ほとんどが小さなルールを守らなかった結果起きて
いるように感じます。
例えば、
”眠くなったけど、もう少し走れると思った。”
”いつもバックしてもぶつからないから、今日も大丈夫だと思った”
”停車する直前によそ見をしてしまった”
など。
当社では事故防止活動の一環として、事故惹起者を叱ること
をやめました。
その代わりに、起こした事故に関してフリートークをしながら
事故前後やその時何を考えていたかなどの状況を振り返り
ながら管理職と防止策を話し合うことにしています。
あくまで、同じ事故を防ぐためにどうするかを考えるプロジェクト
の位置づけです。
そして、その結果を議事録としてまとめて報告書としています。
この報告書を各営業所で共有し、運輸部社員に情報提供する
ことで同様の事故の防止に役立てています。
事故を起こした社員は、どうしても叱られることを恐れて本当
のことを話したがりませんが、こうすることで少しづつ本当の
ことを教えてくれるようになってきています。
”これが事故防止の最善策”、という方法はきっとありません。
できることと言えば、根気よく様々な取り組みを継続すること
社員の意識を切らさないことだと考えています。
食品のチャーター輸送をお考えなら こちらから。
食品の共同配送をお探しの方は こちらから。