冷凍・冷蔵食品配送に使われる車両には、冷凍機が架装
されています。
この機械でトラックの箱の中の温度を調整するのですが、
今日のプロの道具は、冷凍機ではなくスタンバイユニット。
写真を見ると、冷凍機後ろの青い箱からコードが出ていますね。
あの青い箱がスタンバイユニットです。
2トン車や4トン車クラスは車両のエンジンで冷凍機を稼働させる
仕様になっているのが一般的ですが、スタンバイユニットをこの
コードを使って特殊なコンセントに繋ぐことで車両のエンジンを
止めても冷凍機を動かすことができます。
効果としては、夕方の受注業務後に倉庫内でピッキングを
行ったものを車両に積みつける”宵積み”をすることで、翌日の
配送の準備を済ませることが可能になり、翌朝スムーズに
配送をスタートさせることができます。
また、倉庫内は翌日分まで出荷した形になるため、棚卸しが
楽に行えることや次の出荷のための準備をしやすいなどの
メリットがあります。
それ以外にも、エンジンを使わずに冷凍機を稼働させることで、
無駄な軽油を使うことなく、また近隣の迷惑になる騒音も防ぐ
ことができます。
まさに一石二鳥の素晴らしい装置なんです。
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