8月後半の新聞にゼンショーHDが食の総合企業を目指して
いる記事がありました。
食の総合企業とは、生産から加工、卸売り、小売り、外食
などすべての業種で事業を行うということです。
ゼンショーHDといえば、外食産業の最大手企業というイメージ
ですが、最近はスーパーや食品加工、牧場経営にまで進出
しています。
俗に、”川上”と呼ばれる製造・加工分野から、”川中”と呼ばれる
輸出入・物流・卸売り、そして”川下”と呼ばれる小売り・宅配・
外食、を一貫して供給する体制の構築は食品業界に大きな
変化をもたらすかもしれません。
例えば、外食チェーンを経営する上で最も重要なスキルの一つ
に調達力があります。
ゼンショーHDの場合、牛丼チェーンのすき家、ファミリー
レストランの華屋与兵衛など業界№1の外食店舗数と業態を
持つことから、その調達力は外食業界最強と言われています。
この調達力をもってすれば、小売り業界や宅配業界でも
十分に優位性を保った競争が可能でしょう。
川下での調達量が増えれば、スケールメリットを活かした更
なるコスト引き下げも可能なため外食事業にも相乗効果が
生まれてきます。
そして、”物流”です。
長くなりましたので、この先は次回。
食品のチャーター輸送をお考えなら こちら から。
食品の共同配送をお探しの方は こちら から。