食品物流とは?
改めてこのように問われると答えに困ります。
真剣に整理して考えたことがありません。
ということで、今日は食品物流とは?を整理してみたいと
思います。
食品物流とは、当たり前のことですが食品に関連する物流の
ことです。
下記の流れに関係する物流と考えるのが一般的だと思います。
サプライヤー(原料など)・生産者(野菜・畜産農家、など)
↓
食品工場・食品加工工場
↓
食品卸売業
↓
小売業(スーパー、コンビニなど)、外食産業
↓
消費者
この流れの中にある、調達、入出庫、受発注、在庫管理、
流通加工、仕分け、輸配送、宅配などが主な物流業務です。
最近では、コールセンターや製造に関するところも物流
会社が委託を受けて業務を行っているケースがあります。
また、効率の良い物流を行うためにDCと呼ばれる在庫型
センターやTCと呼ばれるスルー型センターが設定される
ことが多くなりました。
この流れ以外には、インターネット上のネットショップや雑誌
やテレビ、ラジオで販売する通信販売を経由するものが
急速に増えています。
輸出入品については、港や空港からその近郊のセンターを
経由するケースが多く、最近話題のTPPは大きな影響が
あるために業界が注目している状態です。
温度帯については、以前にもこのブログでご紹介した通り、
常温、定温、チルド、冷凍、超冷凍があり、更に必要に応じて
それぞれの中に細かな温度帯が存在しています。
使用される倉庫は、管理上の利便性が高い高床型が好まれ、
常温品については年々より広い倉庫へのニーズが高まって
います。
車両については、温度管理が必要な製品を扱う場合には
それに合わせることが可能な装備を持つ車両が使用され、
複数の温度管理が必要な製品を一度に運べる2層式車両も
最近は普及が進んできています。
パレット輸送を主体にする業務にはウィング車やジョロダーと
呼ばれる、荷物を箱の中でスムーズに移動できる装備がある
車両が必要になり、カーゴテナーを使用する物流の場合には
リアゲートが装備された車両になります。
食品物流の特徴としては、食品が毎日消費される性格である
ことから、同じ輸配送先にコンスタントに製品が出荷されること、
特売等による波動が大きいこと、また景気に大きな影響を
受けないことが挙げられます。
そして、口に入るものということから衛生管理が求められること
も特徴です。
以前は一般物も食品も両方対応できるという物流企業が多く
ありましたが、食品物流に求められる要求のハードルが年々
上がってきていることから専門的なスキルが必要になって
きており、兼業でやっていけるのはある程度規模が大きな
企業か体力のある企業になってきているようです。
食品物流をおおまかに説明するとこんな感じでしょうか。
改めて考えてみると、幅が広くと深さもある物流ということを
感じます。
食品物流のことなら、なんでも当社で対応できます!
そう言える会社になれるよう、日々勉強を重ねていきたいと
思います。
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