昨日にひき続き、冷蔵(チルド)食品の物流センターについて、
お話したいと思います。
輸配送に使用する車両についても、当然ながら温度管理
が求められます。
現在では冷凍機が装備されている車両が主流になって
いますが、複数の納品先を回るために荷室のドアの開閉が
頻繁になるとどうしても室内温度が上昇してしまいます。
このような事案に対応するために、冷蔵センターには
常時蓄冷材や保冷機能が付いたカゴ台車などが常備
されています。
衛生管理についても高いレベルが求められます。
センターは、そこからたくさんの納品先に食品が運ばれて
いくために、衛生管理を怠ると社会に大きな影響を与えて
しまいます。
特に冷蔵(チルド)食品は、細菌類が繁殖しやすい性格の
ものが多いため、センター内に立ち入る全ての人の手指や
履き物などを入り口で滅菌できるようにして、細菌やウイルス
への対策を行っています。
頭髪の混入防止のために衛生帽を被ったり、衣服に付着
した不純物を取り除くためにエアシャワーや粘着系の除去
用具を使用しないと入場させてもらえないセンターも増えて
きています。
次に稼働時間ですが、例えば小売業のセンターでは、店舗の
開店前に納品する必要があることから、早朝から午前中に
かけての配送が主流になります。
この納品時間を達成することとピッキング時間を考慮して、
メーカーや卸からセンターへの納品は午後から夜間にかけて
行うことになります。
従って、センターはほぼ24時間に近い稼働状態が求められ
るのです。
いかがでしたでしょうか。
普段、スーパーやコンビニで買い物している冷蔵(チルド)
食品はこのようなセンターから運ばれてきているんですよ。
では、また明日。
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