ブログ更新723回目。
今日は、国際ビーチクリーンアップデーです。
海岸に捨てられるゴミは減ることがありません。
地元のボランティアの方々の努力でなんとかしている現状です。
海でのレジャーで出たゴミは、必ず持ち帰りましょう。
綺麗な海は、自分達で創るものです。
さて、前回の続きをお話します。
企業視察で学んだことの2つ目は、タイヤにまつわる話。
この企業は、日本のタイヤメーカーはもちろんですが、中国や
韓国のタイヤメーカーと取引をしています。
代理店になっているメーカーもあるそうです。
しかも、きっかけは手書きのファックスDMだったというから
驚きです。
先進国のタイヤメーカーが優秀なことは間違いないのですが、
あえて中国製や韓国製の製品を試してその性能を比較して
います。
不足している性能については、メーカーに進言して改良を促し、
改良されたものをまたテストするというサイクルを繰り返して
いるそうです。
視察に行ったセンターに停まっていたある大型トラックは、
左側の車輪すべてに国内大手メーカー、右側すべての車輪に
中国の新製品が装着されていました。
同じトラックに同時に使用することで、摩耗や履き心地などを
公平な条件で調査・検証しているとのことでした。
私は、社員の安全や安心を考えると、なんとなく大手タイヤ
メーカーの製品を選択するのが最善と考えていました。
しかし、この社長はその根拠をはっきりさせるために、中国の
タイヤメーカーの工場を視察し、製品を確かめ、そして製品の
改善点までアドバイスをしています。
そこまで徹底しているからこそ、中国製のタイヤの使い方という
ものを見つけ出すことができ、社員が安心して使用できる環境を
創ることができているのだと感じました。
ちなみにタイヤコストは、大手メーカーと比べて20%~30%
程度削減できているそうです。
ここでの最大の学びは、中国製のタイヤを使うということでは
ありません。
今自分が正しいと考えている、自分の”常識”を疑える力です。
怪しいDMから始まった中国メーカーとの取引は、まずは人の
話を素直に聴く、信じるところから始まっています。
「少しくらい騙されてもいい」
「なんか嘘くさかった」
そうはおっしゃっていましたが、経営者の臭覚でそのメーカーと
付き合い、弱点を改善させて自社の利益に還元させています。
船井総研の言う成功の3条件に、
「素直、勉強好き、プラス発想」というものがあります。
この社長は、まさにそれを地でいっている方で、そこに楽しむと
いうスパイスを加えているように感じました。
長くなりましたので、続きは次回。
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