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ブログ更新1882回目。
ドイツ視察研修の最初の訪問企業は、あのSAP。
ビジネススクールの講義でセールスフォースのケースを学んだ際に
競合企業の一つとしてSAPを調べたことが少し知っている安心感が
ありました。
到着して驚いたのは、そのスケール。
東京ドーム4つ分の敷地に1万人以上が働いているとのことで、
スケールの大きさに圧倒されてしまいました。
このグレートカンパニー視察研修は、成功企業を訪問しどこに
競争優位性があり、どんな個性をもっているのかを学ぶものです。
私は、理念やミッションを実現するためのHR施策を勉強するために
参加しました。
しかし、SAPでは残念ながらそういった成功の裏側の部分に
ついての説明は無く、ほとんどが商品説明と戦略について説明を
受ける形になってしまいました。
そんな中で気づいてのは、ビジネススクールで学んだSAPの
やり方とは変化していて、顧客の問題解決にフォーカスし、
顧客に合わせた提案をするコンサルティング企業の色合いが
濃くなっている点でした。
必要があれば他社製品であってもシステムに組み込んで
カスタマイズをし、全体最適を追求することを優先しているそうです。
特に「高速経営」という言葉で表現された経営スピードの必要性の
解説は、変化の激しい現在のビジネスシーンで日本の中小企業が
抱える経営課題を浮き彫りにしていたように感じました。
どこでも同じ情報を共有する必要がある。
それはなぜか。
その時その場で即時対応するには現場での判断や、
現場の情報を同時にトップが知る必要があるから。
なぜ即時対応が必要なのか?
変化の激しいビジネスシーンでは、対応の遅れは即ち致命傷に
なる可能性が高いから。
当たり前のような話ですが、ここに危機感を持てているかと
言われると反省の言葉しか思い浮かびません。
この会社のミッションは、
「人々の生活をより良いものにしていくために、日々の課題を解決
しやすくする」
というものだそうです。
キャンパスを案内してくれた入社2年目の女性社員にミッションに
関して質問してみたところ、すぐにこの言葉が返ってきました。
会社と働く社員が信頼し合い共に同じ方向を向いて活動できて
いると言っていました。
外向けの話しかもしれませんが、しっかりとミッションを共有し、
良い待遇を与えて社員に投資をして育成し、成果に繋げていく
素晴らしいサイクルになっているようです。
取り入れられる部分というよりも、こうあるべきという点で学びを
得ることができました。
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