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ブログ更新1888回目。
6日目最初の訪問企業はRHENUS社(レイノス社)。
1912年創業のグローバルロジスティクス企業です。
世界に580拠点28,000人の社員を抱えており、売上は
日本円に換算して6300億円のファミリー企業です。
グループ総計では1.6兆円70000人にもなるとか。
家族経営でもこの売上まで拡張できるものなんですね。
この企業が成長できた理由のひとつが”立地”にあります。
経営戦略上、企業の立地はいろんな意味で重要な役割を
果たします。
ドイツの物流を語る上で欠かせないのが河川物流です。
ドイツの西側にはライン川があります。
この川はただの川ではなく重要な役割を果たしています。
ライン川は、スイス、リヒテンシュタイン、オーストリア、
フランス、ドイツ、オランダを北海に繋ぐ国際河川なんです。
各国がオランダのロッテルダム港を利用した物流を考えた時に、
この河川物流は大きな役割を発揮するわけです。
この企業はもともとライン川を利用した物流から始まり、
総合物流企業へと発展していきました。
河川物流と海運を繋ぐ物流を担当することで、様々な貨物と
情報が集まってきたことが容易に想像できます。
貨物と情報が揃うところには顧客も集まるため、顧客志向の
理念に沿って考えればおのずとサービスも多様化していった
ことでしょう。
実際にサービスメニューや対応業種は多岐に渡っており、
歴史に裏打ちされた成長を感じることができます。
強みはこの総合力に加えて、家族経営による意思決定の
速さにあると仰っていました。
巨大企業となった現在の課題は、マーケット拡大のためにエリアを
拡大することと、失業率の低下による労働力不足の解消。
マーケットは今後アジアに注力するようで、労働力不足に対しては
積極的に自動化を進めていました。
この企業で感じたことは外部環境の変化に合わせて変わる内部環境と
いう点でしょうか。
河川物流 → 総合物流
家族経営 → グループ経営
ヒト → ロボット
未来の自社を想像した時に、何を守り、何を変えるのか。
ドイツに来た時から考えていた問いをここでも感じました。
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