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ブログ更新1948回目。
この分科会も楽しみにしていました。
最近、身の回りにM&Aについての話題が多くなっていることもあり、
物流以外の視点での話を聞いてみたかったことが理由です。
やはりM&Aを手掛けた実績のある方々の話は実にリアルで興味深い
ものでした。
パネラーへの「M&Aの勝率は?」という質問には、M&Aをした多くの
企業は勝率が低いと回答。
収益性向上に繋がっていないそうです。
コンサルを手掛けている方の印象としては、高く買いすぎの企業が
多いからではないかということでした。
交渉段階で交渉が難航したりビットになると、どうしても勝ち取りたくて
高値を提示してしまう。
この心理、なんとなく理解できます。
こういった状況でも買収後の予想NPVを上限として、引く時には
しっかり引ける意思が大切なんでしょうね。
M&Aを成功させるコツとしての学びは以下の通りです。
・先方に送り込む人材は、人当たりの良い人がいい。
コミュニケーションを取りながら意思決定できる人を優先するべき。
でも、そんな人を抱えている中小企業ってどれだけあるんだろうかと
いう疑問もあります。
・異文化を体内に取り込むアクションと割り切る
そもそも育った環境が違う企業を取り込もうとするのがM&A。
だから、思ったようにならないのが普通だと考えるべき。
ぴったり合うなんてあり得ないと割り切るメンタリティが大切という
ことでした。
・新たな企業を創るイメージを持つ
どっちの企業に寄せるかではなく、2つの遺伝子が合わさって新たな
企業が出来上がるイメージを持った方がうまくいくようです。
どっちに寄せるっていう感覚自体がエゴなのかもしれません。
・デューデリはしっかりやる
DDにはしっかり時間とお金をかけること。
相手を知ることは自社を知ることにも繋がるそうです。
つい安く済ませたいと考えてしまいがちなので、気を付けたいところ
です。
基本的なことが重要だという話だったので、驚くような情報は
ありませんでしたが、だからこそM&Aに近道はないということなのだと
感じました。
まずは小さな案件からチャレンジしていこうと思います。
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