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ブログ更新2119回目。
茨城県経営者協会主催の講演会に参加させていただきました。
今回の講師は、前サッカー日本代表監督の西野朗氏。
テーマは「組織を激変させるためのコミュニケーション」でした。
西野氏はもともと日立製作所に17年間所属してサッカーを続けて
きた過去があり、そのご縁から今回の講演が実現したそうです。
ハリル氏から監督を受け継いだ経緯やその時の心境、W杯代表
選手の選考基準、物議を醸したW杯予選第三戦の意思決定の背景
など、ほとんどが前回のワールドカップに関するお話でした。
日本サッカー界は強豪国に比較して歴史が浅い。
しかし日々の積み重ねが歴史になっていくことを考えれば、毎回の
W杯は途切れた大会ではなく未来に繋がるものでなければいけない。
2030年にベスト8、2050年には自国開催で優勝というビジョンがある
中で、その達成に向けて何が必要かという判断軸があったそうです。
前回大会は最も期待されたチームだったが予選敗退という結果に
なってしまったので、今回はその屈辱と悔しさを心にもって4年間を
過ごした選手がどうしても必要だった。
何としても日本のサッカー界として一歩前に進む大会にしなければ
いけなかったから本来ならば負けを認めさせて戦う選択はあっては
いけないけれど意思決定したと、選手の選択と予選第三戦の戦略
選択に至った経緯を教えていただきました。
大きなビジョンを達成しようとするリーダーは、その場だけの感情や
結果にとらわれない意思決定が求められるのでしょうね。
他にも、
〇サッカーは数センチ、一瞬の勝負。じっくり考える時間はない。
だからこそ、指揮官は自分の価値観とひらめきで勇気ある意思決定
をしなければいけない=批判を受け止める覚悟
リーダーは、その瞬間に正解のない答えを出すことが求められるが、
その意思決定を批判されることになっても言い訳せずに受け止める
覚悟が必要だということ。
〇試合に出られる時間が制約される選手(バックアップ)は
モチベーションが上がらない。
でも、彼らがチームに与える貢献度は高いので、主力以上のケアが
必要になる。
自社を見渡した時に、こういった陰で活躍する人材に目配りして
モチベーションを上げるケアが必要だと感じました。
全体が1つのチームであり続けるために何をするべきか考える機会に
したいと思います。
〇何を期待しているのか何度も伝え、あわせて意欲を引きだす打ち手を
考える。
試合前に選手に見せたという動画を2つ見せていただきましたが、
どうちらも心が熱くなり「戦おう!」という気持ちになるものでした。
何度も伝えること、どうやったら伝わるかを考えて工夫を続けることが
大切なんでしょうね。
この辺が私の甘さのように感じました。
お話を抽象化してみるとリーダーとしてのあるべき姿やチームに
成果を出させる方法のヒントがたくさん散りばめられていました。
忘れないうちに、ここから得られた学びを具現化する行動計画を
立ててみようと思います。
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