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ブログ更新2230回目。
楽天と西友がドローンによる配送サービスの実証実験を始めると
発表した。
7月4日から神奈川県内の西友店舗と無人島間にドローンを
飛ばして、島でBBQなどを楽しむ消費者向けに物資を届けると
いうもの。
中国の深圳や中東ドバイではすでにドローンが飛び交う光景を
みることができるようだが、日本国内で物流機能として具体的な
取り組みがされることは注目に値すると思う。
理由は、法規制の遵守はもちろん、高い安全対策が求められる
日本では物流機能としての普及に時間がかかると考えられているから。
しかし、こういった限定的な取り組みでも具体的に行動することは
課題の抽出やその解決にスピード感をもたらし、普及に力を与える
と思う。
今回の取り組みで注目すべきは、冷蔵・冷凍食品の宅配にも
言及している点。
BBQといえば肉や魚介類、野菜が必須。
実証実験では10分程度の配送圏を想定しているため、温度は
蓄冷材などで十分対応が図れるだろう。
今回は最大積載重量が5Kgのドローンを採用しているが、
本格的に運用する際には蓄冷材の重さを考えると10Kg程度
対応可能なものにする必要が出てくると思う。
ドローンでの冷凍冷蔵食品の輸配送を考えた時、消費者に対して
供給するチャネルが何になるのかという問題は残される。
ECが普及していく中で、どれだけ物流精度が上がり遠方からの
輸送が可能になるとしても、食品の特性を考えれば目的地に
近い場所から飛ばす必要がある。
Amazonとライフが提携したように、過疎地に近い食品スーパーを
拠点としてそこからドローンを飛ばすことができれば買い物弱者の
救済に大きな一歩となりそう。
そういった意味で、今回の実証実験に注目したい。
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