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ブログ更新2459回目。
冷凍・冷蔵食品の輸配送をするうえで最も重要なポイントは何か?
先日、あるヒアリングを受けた際の問いの1つだったのですが
改めて考えてみた時、ここが重要だと再認識したことだったので
ここについてお話してみようと思います。
最も重要なポイント。
それは輸配送クルーが商品や業務を「知っている」ということです。
なんだ、当たり前のことじゃないかという声が聞こえて
きそうですが、基本的なことを知らずに輸配送サービスを
提供している企業は少なくありません。
♦なぜ、知っていることが大事か?
冷凍・冷蔵食品の輸配送業務は、人間が生きていくために
必要な食品を消費者に届ける重要な役割。
365日24時間動き続けていることが多く、特に夜間から
明け方がピーク時間帯になります。
この時間帯は交通量が少なく輸送効率が高いこと、また
朝方からの開店に合わせて食材を準備できるというメリットが
ありますが、一方デメリットとしては何か問題が発生しても
お客様や納品先と連絡が取れないという点があります。
従って、連絡が取れるまでトラブルを放置せずにその場で
解決できる能力が高ければ、周囲に迷惑を掛けず
スムーズな業務遂行が可能になります。
♦何を知っていると良いのか?
例えば、最近話題の新コロナウイルス対策であれば、お客様や
納品先の感染対策状況やレベル感がそれにあたります。
・現場のセンターや店舗での対策状況やその変化
・荷主企業の社内の対策レベル
・公開されている荷主企業の社内情報
・メール等での対応要請
安全運行手法や荷扱い、作業手順は当然として、
こういった情報を輸配送クルーが知っていること、
また把握できる仕組みが重要になります。
♦どのようにして”知る”か?
業界新聞や経験から知ることも多いのですが、もっとも
有効なのは、お客様とコミュニケーションをしっかりと取る
ことだと思います。
「最近、社内の感染対策が厳しくて除菌水携行が義務に
なったんだよ。」
雑談や世間話、担当者様の愚痴の中にもたくさんのヒントが
隠されています。
こういった情報から何をするべきか考えることが大事です。
現場担当者レベルだけでなく、管理職クラスの方とも
情報を共有できるようにコミュニケーションをとっておけば、
お客様の戦略遂行を意識した対応も可能になります。
コミュニケーションを積極的にとることで、対応オプションが
形式知化されていき社内にノウハウとして蓄積されていくのだと
思います。
知っているということ。
ディーラーに頼めば温度管理装置が付いたトラックは
簡単に手に入りますが、この仕組みやノウハウは
そう簡単に手に入るものではありません。
当たり前のことのように感じるかもしれませんが、
毎日同じようなプロセスを繰り返す冷凍・冷蔵食品の
輸配送業務においてはとても重要なポイントだと思います。
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