茨城県・栃木県の冷凍・冷蔵食品物流なら茨城乳配にご相談を!!
ブログ更新2531回目。
今日は、冷凍・冷蔵食品の共同配送システムを利用する際に
注意すべきことについてお話ししたいと思います。
非効率な少量多頻度時間指定といった条件は冷凍・冷蔵食品
物流の特徴とも言えるものです。
それを解決する手段として利用されるのが共同配送ですが、
決して良いことばかりではありません。
上手に使いこなすために知っておくべきこととして
ポイントを5つご紹介します。
1 納品時間は帯で考える
共同配送は言わば貨物の乗合バスのようなもの。
様々な製品を、日々変動する物量に対応しながらいろいろな
ところに配送しますから、納品時間をピンポイントに何時と
指定しての配送は困難です。
とはいえ、店舗などへの納品は午前中に集中するものでも
ありますから、そういう場合は、例えば8:00~12:00の
ようにできるだけ広い帯で納品許可を取っておくと良いと
思います。
2 同じ製品でも配送距離や納品条件などで単価は変わる
共同配送はケース単価や訪問件数単価などの運賃設定が多い
のですが、基本になるのは時間と距離です。
遠方になればなるほど高くなりますし、陳列など時間が掛かる
納品方法を依頼すれば当然通常より高い単価になります。
また、基準より重い・大きい場合も割増の可能性があります。
参考までに当社の基準は、1才7kgなっています。
3 匂いに注意
乳製品など移り香に弱い製品は要注意です。
安価な配送料だからと共同配送にした結果、他の食品の匂い
が移ってしまい全量返品というケースも稀にあるようです。
混載される可能性のある製品の確認を必ず行い、場合によっては
共同配送をあきらめることも必要です。
4 主導権は物流会社
チャーター配送はそのお客様の専属ですからルートや時間などの
アレンジはお客様の自由ですが、共同配送では他の製品を
混載する性格上、主導権は物流会社になります。
運営する物流企業のルールや規則に合わせる必要がありますので、
事前に確認をしておきましょう。
5 必ずしも安くなるわけではない
共同配送はケース単価や件数単価の為、配送費を物量に応じて
変動化できるメリットがありますが、物量が増えてくると
返って高くついてしまうこともあり得ます。
適正な配送費を追求するなら、共同配送だけに偏らず
チャーター配送や路線便など他の手段も検討するべきです。
これら以外にも注意点はいろいろとありますが、結局のところ
最も大切なことは運営する物流企業と信頼関係を築けるように
情報交換を密にすることではないかと思います。
実際に運ぶのは人ですから。
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