茨城県・栃木県の冷凍・冷蔵食品物流なら茨城乳配にご相談を!!
ブログ更新2543回目。
今日は、茨城乳配が保有する冷凍・冷蔵大型トラックの
業務についてお話ししていきます。
たくさんの業務がありますが、まずは大手食品メーカーの
拠点間転送業務をご紹介します。
大手食品メーカーはいろいろな商品を開発販売しているので、
全国各地に製造工場を展開しています。
そのすべてに物流機能があるわけではなく、物流センターが
併設されている場合でも担当するエリアがそれぞれ違うので、
工場間で製品の転送を行い出荷準備をすることになります。
大量の製品が拠点間で移動されるので、こういった業務は
輸送効率と作業性の良い大型トラックが主に担当することに
なります。
例えば大手乳業メーカーの場合、首都圏の中にある工場は
葛飾区、東大和市、横浜市、常総市の4拠点となっており、
工場で製造された製品以外にもに遠方から持ち込まれた商品を
それぞれに振り分ける形をとっています。
こういった大手食品メーカーの転送業務で優先されることは、
製品を安全確実に指定時間までに届けることです。
スピードではありません。
メーカーから市場に出荷前の製品ですから、メーカーの信用や
消費者の安全を守るために温度管理や衛生管理、安全管理に
十分留意する必要があります。
温度については、設定温度で管理された荷室に格納後は
次の工場までドアを開けることがないので、主に冷凍装置に
異常が出ないかを監視しながらの輸送になります。
現在はアラートを発する温度管理装置が装備されていることが
多いので、ドライバーが温度表示を常に意識する必要は
なくなってきましたが、それでも夏場の渋滞や車両の異変に
応じて対応をとる必要があります。
次に、衛生面についてです。
大型トラックに限ったことではありませんが、車両の外装や
荷台内部の清掃・洗車は必須です。
柑橘系の食品や鮮魚などを積載した後のトラックは残り香が
発生し製品に臭いが移る可能性が高いので、大手メーカーの
転送業務で使用するトラックは基本的に専用専属車であることが
望ましいです。
長距離輸送のように他の貨物の積載が避けられない場合は、
消臭効果の高い除菌水などで除菌・消臭し乾燥させてからの
積み込みになります。
安全面も重要です。
拠点間が短距離であったとしても、製品に異常を発生させない
配慮は欠かせません。
強いブレーキを踏むことは製品にダメージを与える可能性が
あるので、常に配慮しながらの運行になります。
事故が発生すると輸配送計画だけでなく、製品の出荷や在庫にまで
影響が出ることがあります。
例えば、事故後の警察による現場検証が長引けば製品の到着時間に
遅延することになり各拠点の輸配送計画に影響を及ぼします。
また、事故の衝撃によって製品に与えられたダメージが把握できない
場合は、消費者の安全を優先するために全量廃棄処分になることも
考えられます。
従って、より安全最優先の運行が求められるというわけです。
そして最も大事なことは、それらリスクを含めた計画輸送です。
現在ではソフトを利用した最適配車が可能になっていますが、
それでもドライバーの力量や交通環境、天候などを含めた
管理は人の手を介するケースが少なくありません。
今後デジタル化が進めば自動化されていく部分ではありますが、
こういった計画配車の精度とそれに順応できるスキルが
不可欠になります。
いかがでしたか?
大手食品メーカーの拠点間転送業務は、世の中に出荷される前の
製品であることやそこから各消費地に流通させる源流になることから
特別は配慮が必要な物流になっています。
茨城乳配では創業から55年間、大手食品メーカーの拠点間輸送業務を
担当してきました。
工場間やセンター間の大型トラック転送業務でお困りの際は
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