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ブログ更新2598回目。
8月25日の朝刊に、全国1万件の外食店舗の検証から
今後外食業界が復活するための条件に関する記事が
ありました。
復活の条件として3つ挙げられていました。
はじめに、時間帯としてランチ時間帯に注力すること。
お酒が伴うことが多く滞在時間帯が長くなりがちな
夜の外食を避ける傾向があるので、手軽に済ませられる
ランチ時間帯に注力するべきというものです。
二つ目は、住宅周辺の立地に注力すること。
在宅ワークが増えて、都市部よりも住宅エリアに近い立地の
店舗に客足が向いている傾向にあるそうです。
家族と自宅近くで食事をする需要は今後の伸長すると予測され、
テイクアウトニーズも取り込めばコロナ前の売上に近い
ところまで回復できる見込みがあるようです。
そして、人数は1~2人の顧客をターゲットにすること。
大人数での利用は感染リスクだけでなく罪悪感もあり、
今後も敬遠される見通し。
1人客やカップルなど少人数でふらっと寄れる環境を
作ることで、これらの層を数多く取り込むことが重要に
なるそうです。
この条件をサポートするために発生する物流サービスの
課題は何か。
すぐに思いつくのは、時間帯とエリアに関する課題です。
時間帯については、やはり可能な限り午前中納品を高めることに
なると思います。
しかし輸配送に避けるリソースは限られているので、環境変化に
合わせて発注の締め切り時間を繰り上げることで出荷時間を早め、
納品リードタイムを広げることが必要になっていくと思われます。
店舗で仕込みを行う業態では、翌日の仕込みを前日の夕方から夜に
シフトすることで食材の午後納品を可能にすれば効率悪化を
緩和することができるかもしれません。
住宅街の店舗へのサービスを高めようとする際には、騒音や
駐車スペース、トラックの大きさに関する課題が発生することが
考えられます。
通常、深夜早朝時間帯の納品はトラックのエンジン音や納品の際に
発生する作業の音に対してクレームが発生しやすいため
その時間帯の納品を自粛する傾向にあります。
納品時間帯が狭くなるこのエリアへの輸配送は前日納品などの
代替案が必要になるかもしれません。
また、道路が狭いケースが多く駐車スペースも限られることから
路上駐車による納品が余儀なくされます。
したがって車格の小さいトラックでの納品を強いられるので、
輸配送効率の悪化が懸念されます。
これらの対策を講じることが必要になっていきます。
チェーン展開している企業であればそのグループの物流本部と
話し合うことになりますが、個人経営に近い場合は食材の卸売企業と
一緒に考えていくことになりそうです。
いずれにしても、物流サイドが保有している情報を開示しながら
PDCAを回しながらこの時代に合った物流サービスを構築していく
ことが求められるのだと思います。
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