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ブログ更新2775回目。
さて、一昨日に続いて今日も食品チャーター輸配送の
ポイントについてお話していきます。
5 空容器やパレット、カゴ台車の速やかな回収
こんな事、と思わないでください。
これはとても大切なことなのです。
製品を入れる容器や運ぶ為のパレット・カゴ台車などは
意外にコストが掛かるものです。
配送方法によっては想定以上に数を用意する必要に迫られ
イニシャルコストを押し上げることに繋がってしまいます。
例えば共同配送などの場合、混載する他製品の物量によっては
回収物の積載スペースが十分に確保できず、納品先に
回収予定の空容器やパレット、カゴ台車があってもすべてを
回収できないといったことが少なくありません。
また返送されるそれら回収物の量が多いケースも同様で、
回収物を積載できるスペースと相談しながら数日に分散して
回収することになります。
まして、納品先が小売りなどの物流センターの場合、
小売店舗から物流センターまで戻ってくる日数に加え、
物流センターから共同配送センターに戻ってくる日数、
そして荷主企業まで戻るまでにはさらに1日掛かることに
なります。
ゆえに、戻ってくるまでの日数分の容器やパレット、
台車を購入・準備する必要になります。
食品を入れる容器は段ボールで対応するという手段もありますが、
カゴ台車やパレットなどはまとまった量を確保しようとすると
意外にコストが掛かるものですし、センターで滞留する時間が
長時間になるとどこかの悪質な業者が勝手に持っていってしまい
紛失につながってしまいます。
チャーター輸送だからすべてをクリアできるわけではありませんが、
貸切便の自在性を考えると回収物をスムーズに返送することについては、
他の手段より優位性が高いのは明らかです。
単純な配送費だけではなく間接的なコスト管理の観点も含めて、
「自社が輸配送において何を優先するのか?」
を明確にしたうえで物流手法を選択していくことをお勧めいたします。
5回に渡ってチャーター輸送のメリットをお話しさせていただきました。
次回は、チャーター輸送のまとめをお話したいと思います。
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