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ブログ更新2664回目。
今日は、数日前に茨城県トラック協会主催のIT化セミナーを
受講して感じたことをお話ししたいと思います。
とかくアナログな業界と言われる貨物輸送業界ですが、
さすがに数年前からデジタル化の波が押し寄せており、
各社の取り組みが耳に入るようになってきました。
最近はコロナ禍の影響もあってその転換スピードは
さらに上がっていると感じているので、茨城乳配の現在地を
確かめる意味も含めてセミナーに参加してみました。
結論から申し上げると、この業界のIT化の進捗は企業によって
大きな差が生まれているということを痛感する時間に
なってしまいました。
私の認識としては、運行管理に関するデジタル機器はすでに
導入されていること、一定のWeb対策も同様に整っていることが
前提で、そこからどのような方向に踏み出していくべきかのヒントや
先進企業の取り組みを学べると思っていました。
ところが、今回のセミナーのスタート部分はデジタルタコグラフや
ドライブレコーダーを導入しましょうという内容で、
次いでホームページを活用して求人しましょう、と・・・。
正直、驚きました。
現在の時代背景を考えれば、デジタルタコグラフやドライブレコーダーは
アナログ機器の老朽化の際のリプレイスで必ず検討に入るものですし、
顧客の認識もそれが導入されていて当たり前になっています。
これは、現在求められるIT化やデジタル化ではありません。
人手不足の環境下にあるにもかかわらず、ホームページを保有している
企業も全体の半分程度ということにも驚きました。
ハローワークの情報でさえweb上で閲覧する方がほとんどになっており、
ハローワークの施設を訪れるのは高齢の求職者ばかりと聞きます。
これでは若い働き手の確保はできません。
特に中小企業は大手と違い、見つけてもらって興味を持ってもらうことで
はじめてスタートラインに立てるわけですから、ここをIT化と言うのには
違和感を覚えます。
今後は、ある程度のIT化ができている企業でなければ同業者と連携して
ビジネスを展開することも難しくなっていきます。
さらにコスト改善が求められる業界でるがゆえ、アナログの企業に
合わせることは即ち生産性を悪化させることにつながるからです。
そう考えると、パートナー企業の選択もIT化を一つの目安として
選択することが必要なのかもしれませんね。
トラック協会のIT化セミナーとなると、どちらかと言えばボトムアップの
ほうに目が向くのは仕方がないこと。
今回の一番の学びは、業界のIT化やデジタル化には企業ごとに大きな差が
生まれており、主催がトラック協会の一般的なセミナーでは新たな
学びは得られにくいということでした。
自社の現在地は、異業種を含めて考えれば大幅に遅れていますが、
同業者の中で考えれば中の上と言ったところでしょう。
井の中の蛙にならないためにも、異業種の標準を基準にして
社内改革を進めていきたいと思います。
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