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ブログ更新2684回目。
ラストワンマイルの競争は激しくなるばかり・・・。
そんな予感がしてなりません。
宅配市場はヤマト運輸のクロネコ便か佐川急便、
日本郵便の3者が90%を占める寡占化市場ですが、
最近は新たなサービス提供方法の普及や、Amazonに
代表される荷主側が自社で輸送網を築こうとする動きに
よって新規参入者が急増しているからです。
背景には物流業界の人手不足があります。
車を運転する人をどうやって手配するか?という視点で
考えた時、主婦や学生などの労働力をいかに取り込むかに
注目が集まりました。
その1つの方向性として、自動車は事故のリスクが高く
コンプライアンスのハードルも高いので、輸送手段は自転車、
雇用形態は自由度を高めるために非正規社員(バイト・パート)という
ウーバーに代表される緩い関係の輸送網が都市部を中心に急速に
普及しています。
企業ではなく”個人”との直接契約を束ねるというのはこれまで
赤帽さんがそれに近い存在でしたが、自転車のような法規制が
働かないフリーな立場となると例がありません。
コスト競争力と荷主側からみた手離れ感の良さという面での
競争優位性は既存物流企業にとって脅威になります。
加えて、潤沢な貨物を持つ荷主企業がこういった新しい
輸送プレイヤーに直接貨物を提供することになれば、既存の
ラストワンマイル物流企業への影響は少なくないでしょう。
さらにコロナ禍で規制緩和したタクシーの貨客混載も、はじめは
フードデリバリーのみという話でしたがこの短期間で日用品まで
緩和されてしまいました。
欧米のEコマース市場を参考に考えると、日本の宅配マーケットは
まだまだ伸び続けることが予想されますが、個人向け輸配送業界は
混とんとした未来が待っているような気がします。
今後の行方に注目です。
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