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ブログ更新2738回目。
今日は、運送会社の整備コストシリーズの第3弾、
中古部品についてお話します。
中古部品には「リユース品」「リビルト品」「リンク品」と3つの種類が
存在します。
リユース品は、使用済自動車(廃車)から状態の良い部品を取り外して、
必要な点検を行い再使用するものです。
部品を整備しないので、そのまま使っても差し支えないパーツ、例えば
バンパーやフロントドアなどで利用されます。
解体事業者が廃車になるトラックから外して保管・販売しています。
次に、リビルト部品について。
リビルトとは「再生」「再構築」といった意味があります。
使用済み部品を分解・洗浄し、磨耗・劣化した部分を新品と交換して、
劣化していない部品は再利用して組み立てた部品になります。
交換した部分以外にも厳しい検査基準が設けられているので
性能は新品と同等と言われています。
主に、エンジンやドライブシャフト、トランスミッション、ラジエター、
エアコンコンプレッサーなど高額で機能性の高い部品は、
リユースではなくリビルト品を選択するケースが多くなります。
メーカーにより6カ月から2年の保証が付くことも採用されやすい理由です。
最後に、リンク品について。
リンク品は、損傷や消耗したパーツを交換するところまでは
リビルト品と同じですが、故障していないパーツに関しては
分解や調整もしないため、交換された部分以外は修理前の
状態のままのものです。
手間がかかっていない分リビルト品よりも安価ですが、一方で
寿命は比較的短くなります。
「10年近く使ったトラックをあと2年延長して使いたいけど、
重要部品が心配」
こういった場合に延命目的で採用されることが多いのでは
ないでしょうか。
部品についてお話してきましたが、このように整備コストの中に
占める部品は、いろいろな選択肢があります。
これらを状況に合わせて使い分けることが部品コストの最小化を
図る上で重要になります。
次回は、工賃についてお話しします。
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