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ブログ更新2739回目。
運送会社の整備コストをお話するシリーズの第4弾。
今日は、工賃についてお話します。
工賃は、次の式で成り立っています。
工賃=作業点数+レバレート
作業点数と言うのは、「どこを修理する際は何時間かかるか」を表す点数表で、
各整備箇所に対して業界で基準が明確に決まっています。
例えば、マニュアル・トランスミッション脱着ならば5.0(5時間)のような
設定になります。
もちろん、焦げ付いて脱着が難航するような作業は修正が入りますが
基本的にはこの点数表で時間が管理されます。
次にレバレートです。
レバーレートは1時間あたりの工賃で、整備工場によって違いがあります。
(整備工場側が自由に設定できるものです)
レバーレートが7000円の整備工場では、1時間作業した場合の工賃が7000円
ということです。
地域の物価や整備工場の規模によっても違いが出てくるようで、
一般的には都市部のディーラーが一番高く、地方の民間整備工場が
一番安いことになります。
大体、6000円~12000円くらいの幅があると言われています。
同じトラックを保有するにしても、都市部は駐車場代以外に
レバレートも高くなるので運賃も高くなるということですね。
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運送会社の整備コストについて4回に分けてお話させていただきました。
自社で整備工場を持つ運送会社が増えている理由は、
QCD(クオリティ、コスト、デリバリー)で考えた時に、
整備のクオリティについてはディーラーには敵わないが
しかし必要な整備ができていれば良いと割り切って考え、
コストを自社でコントロールできることや必要なタイミングで整備できる
といった価値を優先しているからです。
最近は顧客の囲い込みを考えてフレキシブルな対応をしてくれる
ディーラーや民間の整備工場も増えているようです。
内製するか外部委託のままにするか。
茨城乳配も未来を見据えて検討していきます。
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