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ブログ更新2765回目。
少し前のニュースに自動運転トラックを開発する企業が
大規模資金調達に成功したとありました。
記事はこちらから。
https://news.yahoo.co.jp/articles/213854381cb329ab1002de83a4f8fa8a894d4d73
この企業は智加科技という中国の企業で、調達した資金は
自動運転大型トラックの実用化を進めることに充てられるとあります。
中国国内で次世代型の高い自動運転レベルを備えた大型トラックの量産化を
開始する予定で、それに合わせて販売とアフターサービスのネットワークを
構築するとあり、これらの動きは国外にも影響を与えることになりそうです。
と言うのには理由があります。
大型トラックの需要は国土の広い先進国や急速に発展を迎えている新興国企業が
圧倒的に大きく、日本のような狭い国土で市場成長が鈍いマーケットは
海外企業から見るとあまり魅力がありません。
先進国はトラックメーカーと付随するシステム開発企業の連携が活発ですが、
新興国の国々ではこれから動きが出てくる段階であることから、
今回のような企業が販路として選考する可能性が高いというわけです。
(もちろん国ごとのレギュレーションによるハードルはあるとは思いますが)
今後日本のトラックメーカーは国内の市場低迷から海外へ目を向けることも
選択の1つになりますが、その市場に中国企業のような国の支援を受けながら
急速に開発を進める企業が先行してしまうとシェアを奪うことは難しくなるでしょう。
性能面の優位性という論点はあるかもしれませんが、以前と違い日本と海外の
技術格差はそれほど無くなっていますから、日本企業の技術力は優位性とならず、
価格の安さと供給力で負けることになることが予想されます。
今回ご紹介した企業は、コスト抑制と実用化を見据えた一連の措置を取っている
点にも注目です。
自動運転トラックの導入先を確保するためにトラックメーカーの一汽解放と、
トラック配車サービスの満幇集団と提携しています。
こうなるとこの企業のシステムを使うことで配車まで自動化することが可能なので、
おのずと囲い込まれることになるでしょう。
これまでの導入例として、自動運転トラックが米国の乳業大手「Land O’Lakes」の
大陸横断輸送を担当した点も見逃せません。
自動運転開発で先行しているはずのアメリカで導入事例が生まれているのですから。
自動運転開発の世界のスピードを感じるニュース。
頑張れ、日本メーカー!
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