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ブログ更新1884回目。
視察研修4日目からは、物流に特化した訪問先になります。
ドイツを代表する総合物流企業のDACHSER(ダッヒャー)と小売業メトロの
物流子会社であるメトロロジスティクスの2社を訪問しました。
DACHSERは1930年創業で売上高57億€、従業員数29,000人を誇る
企業です。
訪問したセンターは、欧州各国から集めた貨物を、ケルンにある
センターが担当するエリアに輸配送するスルー型センターでした。
この企業の特徴は、品質向上に取り組むことで競合よりも少し高い
料金設定を可能にしている点です。
そのために、「なぜトラブルが発生したか」という研究者的な視点と、
「どうしたら改善できるか」という技術者的な視点の両方を常にもって、
日頃からデータの分析に取り組んでいます。
今後のIT化やIoTを活用する上では、このような定量化したデータの
蓄積と知見が勝敗を分けます。
自社業務でも、何をどんなふうにデータ化するのか、今後の課題に
しようと思います。
次にメトロ・ロジスティクス社。
以前、日本のメトロ社の業務を担当していたこともあり、親近感を
もって訪問することができました。
訪問したセンターは、15000坪。
チルド、冷凍、常温の3温度帯をカバーし、欧州最大の食品センターに
なっているそうです。
顧客がグループ会社の店舗のみであることから、出荷や配車に融通が
利くこともあり、効率的な物流システムを達成できています。
以前は複数のセンターを運営していましたが、この巨大センターを
設置し集約することで、食品とそれ以外の商品を同じトラックで
輸送することが可能になり、コストを削減することに成功したそうです。
物流業界は規模の経済が効きづらい業種と言われていますが、
やはり大規模化とシステムの組み合わせは大きな可能性を秘めて
いるようです。
当社のお客様にも、この辺の提案をして効率化を一緒に進めて
みたいと思います。
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