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ブログ更新1902回目。
先日の納豆値上げの新聞記事に続いて、今度は牛乳の値上げに
関する記事がありました。
生活必需品として、長い間低価格を維持してきた”優等生”も
原料やエネルギーコスト、人件費の高騰には逆らえなくなってきたと
いうことなんでしょうね。
特に牛乳の場合、消費期限が短いことや他のメーカーとの差別化が
難しいことも低価格の原因になっています。
小売が低価格で販売して客を呼び込もうとすると、利ザヤを確保
するためにメーカーにプレッシャーをかけて低価格の仕入れを要求
します。
牛乳を安くしてくれないなら、ヨーグルトとかプリンも買ってあげないよ。
バイヤーのこんな言葉がメーカーの価格を引き下げます。
値引きを許容してしまう背景にあるのは、規模の経済効果。
工場のラインを動かせば動かすほど1個当たりの固定費比率が
下がってコストは安くなっていくので、多少の安売りでも量が捌ける
ならばという考えで値引きをするのでしょう。
また、今日、コンビニやスーパーに置いてなければ商品としての
市民権を与えられないも同然になるので、カットされてしまえば
その商品は存在さえも忘れ去られてしまい、廃版の道を辿ることに
なります。
そうしたら、開発にかけたコストが無駄になる。
そんな心理も働くのでしょう。
今まではその負担が物流部門にも及んでいましたが、現在は
商品単価を押し上げるような影響を物流部門が与える時代になって
しまいました。
物流コストを徹底的に絞って対応するという手段が取れなくなって
きたことが、こういった値上げの流れを加速させる一つの要因に
なっていると思います。
小売主導のいびつなサイクルを修正するタイミングなのかも
しれません。
私も1人の消費者として値上げを受け入れなければいけません。
本当に時代は変わりましたね・・・。
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