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ブログ更新2407回目。
国土交通省は、台風などの異常気象の際に輸配送企業がトラック輸送を
中止するかどうか判断するための目安をつくるようです。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54331150S0A110C2CR8000/
目安としては、1時間あたりの雨量が20~30ミリで「安全確保の対策が必要」、
30~50ミリで「中止を検討」、50ミリ以上で「輸送は不適切」などで、
暴風では風速30メートル以上で不適切とし濃霧や積雪による目安も示す予定。
あくまで運転者の安全を確保ための目安であり、「不適切」に該当しても
輸送を続けることはできますが、安全措置をとっていない場合、運送業者を
貨物自動車運送事業法に基づく行政処分の対象とするようです。
また、輸配送企業が中止を判断したのに荷主に輸送を強要された場合、
同法に基づき荷主に勧告することになるようです。
昨年の秋の台風15号や19号の際には、多くの荷主企業が輸送中止に
踏み切った一方で、直撃するさなかでも無理に走らせようとする
企業も少ないながら存在していたようです。
茨城乳配が契約する荷主企業の中にもこのような無茶なことを
要求する企業がありました。
食品関連企業は食のライフラインを守る責務がありますから
運びたいという事情は理解できます。
しかし、輸配送の実務を担う人間を犠牲にしてまで
無理をして行うものではありません。
当社としては、その荷主に対して今後このような要求が
あるようであれば撤退する旨を伝えましたが、これは
企業の倫理観の問題であるため簡単に無くなることは
ないでしょう。
台風は時間の経過によって去っていくもので、時間をスライド
させるだけで安全確保が可能です。
今回の国交省の発表が、こういった実務を担う人間を
犠牲にする愚かな荷主企業を撲滅する一歩になってくれる
ことを祈りたいですね。
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