茨城県・栃木県の冷凍・冷蔵食品物流なら茨城乳配にご相談を!!
ブログ更新2545回目。
今日は、輸配送部門のコスト構造の変化をざっくりと
お話したいと思います。
2020年の年始から、モノが動いていないことを実感する
物流業界。
やはり、一部の企業を除いて世間は不景気に向かって
いくのでしょうか。
モノが売れない以上、売上げは上がりませんから利益を
捻出するにはコストを下げなければいけません。
今までは、荷主企業の交渉力の強さから、困ったときには
物流会社に圧力をかければ一定のコスト削減は実現
できてきました。
しかし人手不足の現在、この常識が通用しません。
最近になってやっとそこに気づいた物流担当者は、
社内からのコスト削減要求と現場からの運賃アップ要請の
板挟みになってしまい頭を抱えていると聞きます。
では、物流企業はどれくらい輸配送業務の各コストが
上昇しているのか。
数回に分けて、冷凍・冷蔵食品の輸配送業務について
過去5年間の茨城乳配の社内数字から算出してみたいと
思います。
まず、トラックの購入費についてです。
大型車クラスは、180万円高くなって10%アップ。
4トン車クラスでは、75万円高くなって約10%アップ。
2トン車クラスでは、120万高くなって約26%アップ。
上昇率は小型クラスがもっと高くなっています。
冷凍・冷蔵温度帯の輸配送トラックは、シャーシとボディ、
冷凍機の3つの総額が車両費になります。
大型車両の上昇率は主にシャーシの値上がりが原因と
なっていますが、それは安全装備の拡充や法令の変更、
また人手不足からドライバーの要望に沿った装備に
変更してきたことが理由です。
自動車事故は年々少なくなっていますが、それは車両の
安全性が向上していることが理由の1つと言われいます。
それと引き換えるようにトラックのコストが上がっている
状況と言えそうです。
長くなりましたので、続きは次回。
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