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ブログ更新2547回目。
♦軽油価格は下がっているが、コスト構造への影響は大きくない
軽油価格は2018年10月と比較して、平均で約27円安くなって
約22%ダウン。(2020年4月現在)
原油先物取引で1バレルがマイナスになったというニュースが
ありましたが、軽油単価としては税金の占める割合が多く、
原油からの加工コストも考えると市場価格としてはそれほど
大きな下落にはなっていません。
長期的にみると2016年から2020年3月までは110円から
120円の間を上げ下げしてきました。
実際には、2018円の高騰時に運賃は軽油価格90円~100円程度で
再設定されていることが多いので、運賃のコスト構造としては
適正価格の範囲に収まったと言える状態です。
現在の水準がいつまで続くかは判りませんが、それほど時間を
かけずに上昇に転じ、100円あたりの水準に落ち着くと
予想されています。
ちなみに1リットル10円価格が上がったとした場合、
大型トラックが300キロ走ると、燃費効率で4キロとして
1回750円コストが上がることになります。
これは1回あたり運賃の約2%程度にあたります。
利益率が2%から5%の業界ですから、軽油価格が与える
影響の大きさをご理解いただけると思います。
♦タイヤは値上がり傾向
タイヤに関しては同じ石油製品ということで
値下がりするのかと思いきや、逆に上昇傾向で
3年前と比較して3%アップ。
1本あたり700円から1000円程度の上昇額になると思います。
価格競争が激しい商品であることから長い間値上げされて
来なかったのですが、人件費の高騰や原油価格の影響が
ここ数年値上げ傾向になっている理由です。
タイヤは、大型なら10本から12本必要で、消耗品という
性質と組換えに必要な人件費の上昇、廃タイヤ処理料金と
いった環境対策としてのコストも上昇傾向にあります。
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