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ブログ更新2480回目。
今日は、冷凍・冷蔵食品の輸配送に使われるトラックの
積載量についてお話ししたいと思います。
トラックには、最大積載量というものがあります。
これはトラックに積むことができる荷重の最大値のことで、
各車両ごとに定められている車両総重量と車両の重量に
よって決定されます。
この量を上回った積載量になってしまうと道路交通法違反と
なってしまいます。
最大積載量の計算方法は以下の通り。
最大積載量=車両総重量-車両重量-(乗車定員×55kg)
乗務員1人当たり55kgの体重を前提にしていることが判りますね。
例えば、車両総重量が20トン、シャーシ(車両重量)が
10トンの車両であれば、乗車定員2名だと約9900kgが最大積載量
ということになります。
冷凍冷蔵車の場合、一般的なトラックと違い、冷凍装置の装備や
荷台に断熱材が使われるため、その分の重量が差し引かれる
ことになるので最大積載量が少なくなります。
さらに、自動昇降機であるテールゲートリフターや、荷台の
荷物の出し入れを効率化するジョロダーなどの付加設備を装備すると、
利便性は高まりますが最大積載量が減少してしまうことに
繋がります。
実際に茨城乳配が使用している冷凍・冷蔵(チルド)車を
例にしてみます。
2トン車クラスは冷凍・冷蔵仕様であっても最大積載量は
概ね2トンを確保できていますが、4トン車クラスになると
2.8トン~3.3トン程度になっています。
「え、4トン積めないの?」
こんな質問が聞こえてきそうですが、これは”物流業界あるある”
な話。
実はこの4トン車という考え方は、4トン近くまで荷物を積める
という目安の話でしかなく、そもそも4トンまで荷物を積める
ことを表すものではありません。
とても紛らわしいのですが・・・。
大型トラックは、車両総重量は11トン以上、最大積載量が
6.5トン以上と定められているのですが、当社の冷凍・冷蔵(チルド)
使用車の場合の最大積載量は12800kg~13500kg程度に
なっています。
同じトラックでも冷凍・冷蔵車はその装備の分だけ購入価格が
高くなる一方で最大積載量は一般貨物車よりも小さくなる
ことから、流通する台数も少なくなり運賃も高くなる
傾向になっています。
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