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ブログ更新2521回目。
関係会社にあるタクシー企業で、有償運送許可証を
いただきました。
これは、新型コロナウイルスの影響で売り上げが激減した
外食企業のテイクアウト事業をサポートするために、
タクシーが注文者の自宅までお弁当屋総菜を運送する
ための許可です。
タクシー業界も駅や繁華街から乗車する人が激減した
ことで苦しい経営状態になっていますから、お互いの
ためになる施策と言えます。
私はタクシー事業に明るくないのですが、タクシー業界の場合
輸配送効率は距離を軸に考えるようです。
今回は1回1000円程度の運賃になるようなので、通常のタクシー
事業ならば約4キロ実車と同等となります。
つまり、空走距離を含めて4キロ以上の弁当宅配は効率が
悪くなり、やりたくないという判断になるようです。
トラック事業者は時間を軸に考えることが多いので、
この感覚は新鮮でした。
許可申請は茨城運輸支局でした。
こちらも降ってわいたような話ですから対応が後手に
回っているようで、2日前に支局から送ってもらった様式で
申請書を出そうとしたら様式が古いと指摘され、返信用の
封筒を持ってきてくださいと言われて届けたら、許可証は
印鑑を持って取りに来てくださいと言われたり…
スピードが大事なはずですが、公的機関も混乱している
ようで怒りよりも同情する気持ちが強かったです。
タクシーの有償運送事業の見通しについてですが、
正直どれくらいのニーズがあるのか見当がつきません。
1つ500円程度のお弁当に700円の運賃を払う人がいるのかと
考えると大口の注文以外はあまり期待できないのではないかと
感じています。
(※1回700円の配送料ですが、これとは別に300円が水戸市から
タクシー事業者に補助されるようです。)
出前館や個人の軽貨物事業者も別途でサービス提供するようですし、
飲食店の従業員が私有車で出前のような形で宅配をするケースも
多そうです。
新規参入者や代替品にあたるサービスがすでに出ていることを
考えると、KBFとなるコストが下がらない限りタクシー業界は
選択されない可能性が高いでしょうね。
まずは、やってみて様子を見ていこうと思います。
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