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ブログ更新2564回目。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は食品の共同配送を利用するポイントをお話しして
みたいと思います。
お客様とお話ししていると、共同配送=一番安いという発想
をお持ちの方が多いことに気づきます。
これは、共同配送企業が共同配送のメリットばかりを
宣伝している結果とも考えられ、お話を聴くたびに
当社もその責任を感じています。
では、どのような課題を抱える企業に共同配送は適しているかを
数回に分けてお話ししていきたいと思います。
初回は、積載効率の目安を解説していきます。
1 自社の配送車両の積載効率が常時60%未満に
なりがちな企業
年に何回かある繁忙期は別として、通常の配送コースの
積載効率がこのレベルであれば共同配送を検討したほう
が良いでしょう。
例えばですが、
1台のトラックに積める製品が1000ケースと考えて
1台の配送コストを30,000円と考えると、
1000ケース積めば1ケースあたり30円の物流費ですが、
500ケースしか積まなければ倍の60円になります。
他の製品を500ケース運んでいるトラックに積んでもらえば、
理論上は500ケースでもケースあたり30円、ピッキング料
や積み替えにかかる時間に対応する費用などを上乗せした
料金としても安い単価で配送できることになります。
特売など、物量が多くなる場合は割高ではありますが
スポットのチャーター便で対応するほうが結果として安価に
なり適正な物流費にできるでしょう。
一方で、積載効率が常時60%を超えている場合には
共同配送の利用はよく検討する必要があります。
なぜなら、共同配送事業者の原価計算では積載効率が
60%前後で採算が合うような設定になっている場合が多く、
したがいそれ以上の積載になると輸送費がチャーターよりも
高くなってしまう恐れがあるからです。
このレベルの積載効率ならば既存の物流企業様に相談して、
一緒に運べる荷主様の開拓をお願いすることや、調達業務の
組み合わせなどで対応することを検討していくほうが
総合的に見て適正な物流費にすることができると思います。
次回は、共同配送の成功するケース2として、
『少量・他納品先・同時間帯の納品制約』
をお話しさせていただきます。
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