食品物流なら茨城乳配! 茨城県水戸市・栃木県宇都宮市を中心にサービスを展開

  • tel:0120-117-190 受付 平日 9:00~17:30 担当:アイタ

新着情報

【牛乳1本の輸配送コスト(物流担当初心者必見)】茨城乳配の冷凍・冷蔵食品物流ブログ

茨城県・栃木県の冷凍・冷蔵食品物流なら茨城乳配にご相談を!!

 

ブログ更新2537回目。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は家庭で消費される1000cc牛乳の輸配送コストについて

お話してみようと思います。

 

 

冷蔵(チルド)飲料の物流コストを考える際に、1本あたりの

物流費がどれくらいになるのか疑問に感じることって

ありますよね。

 

今日は、牛乳を事例にして2トン車、4トン車、大型車で

牛乳を輸配送する際の1本あたりの物流単価を計算して

みたいと思います。

 

この数字を知ることで、牛乳をはじめとする冷蔵飲料の

物流コストを最適化するヒントにしていただけると嬉しいです。

 

 

 

♦牛乳はピュアクレートというケースで物流される

 

工場からスーパーやコンビニまで、牛乳はそのまま運ばれる

わけではありません。

通常はピュアクレートという1リットル12本入り専用の

通い箱で輸配送されることが一般的です。

1リットルが12本入りですから、1ケースは12kg。

クレートが1つ1.3kgですから、12本入りのクレートは

13.3kgとなり、これが1つの目安になります。

 

段ボールでの輸配送も多くなってきましたが、圧倒的に

多いのはピュアクレート。

理由は、牛乳は日常消費型の食品であり、毎日ある程度

一定の数量が見込めるので、再利用が可能な”通い箱”で

輸配送されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♦当たり前ですが、まとめて運ぶと単価は安くなります

 

ここからが単価の話です。

輸配送コストは、それにかかる時間と距離でコストが決まります。

今回は配送距離を往復200Km、時間は9時間を前提に考えていきます。

 

まず2トン車の場合。

2トン車は積載重量が2000kgですから、13.3kgで割り返すと

クレート約150ケース。

150ケース×12本となるので、最大で約1800本積載することが

可能と考えることができます。

 

前提条件から予想される運賃は23000円~25000円が相場では

ないでしょうか。

そうなると、2トン車で牛乳を運ぶ際の目安となるコストは

24000円÷1800本ですから1本あたり13.3円となります。

小売価格で200円程度が相場の牛乳ですから、輸配送コストだけで

13円はちょっと厳しいですね。

 

 

次に4トン車。

以前豆腐の輸配送コストをご紹介した際にもお話しましたが、

冷蔵(チルド)や冷凍の4トン車というのは重量で4トンを

積載することができません。

冷凍機や断熱材などを架装するため積載量が減ってしまうことが

原因です。

 

実際には4トン車の積載重量は3トン前後になります。

ここでは仮に3300kgとして考えてみることにします。

(当社の牛乳専用車が3300kgくらいが多いことが理由です)

 

3300kgを13.3kgで割り返すとクレートで248ケース。

248×12=2976本となりますから最大で2976本積載可能

ということになります。

 

前提条件における4トン車の運賃目安は、30000円前後が

相場ではないでしょうか。

そう考えると、30000円÷2976本で牛乳1本あたり約10円に

なります。

小売価格200円に対して5%相当ですから、知名度のある

大手・中堅乳業メーカーであれば採算が合うレベルに

なってきます。

 

 

最後に大型車。

大型トラックの積載重量も架装の仕様によって大きく

変化しますが、ここでは13500kgを目安にして

考えてみます。

 

今までと同様に13500kg÷13.3kgとなりますから、

最大で1015ケースとなって、
1015×12本=12180本が最大で積載可能ということに

なります。

 

前提条件における大型トラックの運賃目安は、だいたい

40000円~45000円が相場ではないでしょうか。

45000円とすると、1本あたり約3.7円になります。

小売価格200円に対して約1.8%相当になります。

大型トラックで満載にすると生産性が大きく上がることが

わかりますね。

 

 

 

♦特売の牛乳は地元の乳業メーカーが多い理由

 

スーパーの特売で使われる牛乳が地元の乳業メーカーの

ものが多いのは、中小の乳業メーカーの単価の安さだけで

なく、輸配送する距離が短いことで大量発注しても

物流コストが安価に抑えられることも理由の1つです。

 

特売で150円くらいの牛乳が大量に販売されているのを

見かけたことありますよね?

先ほどの計算でも1本あたりの物流コストは2.5%程度で

十分採算ラインに乗る比率なんですが、小売りセンターから

近い乳業メーカーを採用すれば、往復の走行距離が

100km以下ということも珍しくありません。

物流コストは理論上半分以下になるので、さらに

生産性が上がることになります。

 

特売商品の場合は薄利多売が基本ですから、1本あたりの

物流コストの低減は絶対条件です。

地元の乳業メーカーや工場のものが多いのも理解できますね。

 

 

**************************

 

今日は、牛乳の輸配送コストについてお話してみました。

紙パックのドリンク類は同じような計算が成り立ちますので、

応用して考えてもらってもよろしいかと思います。

 

トラックの運賃や走行距離、またパレットを利用するか否かに

よっても単価は変化しますので、より細かいデータを把握したい

場合は、別途ご相談いただければと思います。

 

 

 

 

茨城乳配で働こう!採用ページは こちら から。

茨城乳配ってこんな会社。会社概要は こちら から。

茨城・栃木での食品の共同配送をお探しの方は こちら から。


↓ランキングに参加中です。クリックのご協力をお願いします!!


にほんブログ村

お問い合わせ
お電話またはメールフォームからお気軽にどうぞ!

お問い合わせは
お電話または
メールフォームから
お気軽にどうぞ!

0120-117-190

受付 平日 9:00~17:30 担当:アイタ

お問い合わせ

困ったときは、お客様サポート

「事業内容についてもっと知りたい!」、「求人応募の仕方がわからない」などご不明な点はお気軽にご相談ください。スタッフが丁寧にご案内いたします。

業務に関するお問い合わせ

  • tel:0120-117-190
  • 受付時間:平日 9:00~17:30

求人に関するお問い合わせ