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ブログ更新2539回目。
今日は、食品輸配送業務の中で未解決の課題になっている
空容器問題についてお話します。
特売時の空容器回収問題。
それは、一度特売が行われると翌日または翌々日に莫大な量の
空容器回収をしなければならないことから発生します。
通常なら大型車1台で運行する納品先センターでも、
特売時には物量増に対応するために大型車が3~5台配車される
ことは珍しくありません。
でもその翌日は、その3~5台分で配送した製品の空容器を1台で
回収しなければならず、これが問題となっています。
もちろん、増便を出しても対応することも可能ですが、容器の
回収に運賃を出してくれる企業はほとんどありません。
ですから、あの手この手と工夫を凝らしながら最小限のコストで
回収することを考える必要があります。
そう、特売は配送することよりも空容器を回収することのほうが
大変な仕事なんです。
オリコンのように半分以下に減容できる箱なら良いのですが、
日配物の容器はほとんどが減容できないものばかり。
数日にわけて回収することが最も有効な手段なのですが、
敷地が手狭な納品先ではすぐに回収を求めてくることが
多く打ち手に困ってしまいます。
決定的な解決策があるわけではないのですが、おそらくメーカーと
小売事業者や卸売り事業者が、共通の容器を使用するなど大胆な
意思決定をすれば大幅に緩和されることになるでしょう。
このような物流事業者では解決できない課題が現場にはたくさん
転がっています。
持続的な物流インフラを構築するためには、こういう未解決な課題に
SCM全体で向き合っていくことが持続的な物流を構築するうえで
求められていくのでしょうね。
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