茨城県・栃木県の冷凍・冷蔵食品物流なら茨城乳配にご相談を!!
ブログ更新2699回目。
今日は、倉庫サービスに関するブログです。
今年は栃木県内の定温倉庫事情に変化があるようです。
先日、「栃木県内の定温倉庫情報を教えて欲しい」という
お問い合わせをいただきました。
具体的には、宇都宮周辺で来春から秋まで約600坪の
定温倉庫を探しているとのことでした。
茨城乳配は、芝浦に本社を構えるイーソーコ社と提携して
温度管理倉庫の不動産事業を行っています。
温度管理倉庫の既存情報や提携している倉庫オーナーに
確認して、すぐに情報を提供しようとしたのですが
結果として物件を見つけることができませんでした。
国内の定温倉庫は物件数が少なくて、そのほとんどが
米の保管用というのが実態です。
理由としては、定温管理が求められる商品マーケットが
小さいこと、また床面積当たりの収益率を考えると
常温倉庫や冷蔵・冷凍倉庫と比較して収益率が落ちることが
挙げられます。
したがって、定温倉庫は日本の主食である需要の大きな米を
対象にしたものが多くなっています。
今回、定温倉庫のオーナーに問い合わせを重ねる中で
浮き彫りになってきたのが、コロナ禍の影響による定温倉庫の
供給不足でした。
例年であれば、米が順調に市場に流通することで秋の収穫期前
までに倉庫が空き新米が入庫する循環になります。
しかしコロナの影響で海外や外食業界で消費されるはずだった
米が在庫となり、秋になっても倉庫に滞留していることで
新米を保管する定温倉庫が不足する状態になっているようです。
栃木県は米の生産量が常に全国トップ10に入りますから、
それだけ影響が大きいと考えられます。
定温倉庫をお探しの際には、このような背景を考慮して
見つけたら早めに押さえることをお勧めします。
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