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ブログ更新3452回目。
春先、イオンが食品スーパーのいなげやを完全子会社にするという
ニュースが新聞紙面で取り上げられていました。
これまでもイオンはいなげやの株式の約17%を持つ筆頭株主でしたが、
その比率を11月をめどに最大51%まで高めることで子会社化する予定と
ありました。
イオンの社長は子会社化する理由を、
「スケールメリットを生かし、首都圏で強い食品スーパー連合体を
作っていくため」
としており、いなげやの社長も
「イオングループとの資本関係を強化することで、商品調達やシステムなど
様々な分野でメリットを享受することができる」と
好意的な受け止め方をしています。
やはり、近年の原材料価格やエネルギーコストの高騰をうけて、
困難な経営環境下で打開策を模索する動きの1つなのでしょうね。
折角なので、この機会に食品スーパーの物流の特徴を簡単に
解説しておきます。
1 短納期が求められる
まず食品は新鮮であることが消費者の有力な選択肢になります。
したがって、生鮮・青果、チルド(冷蔵)食品のカテゴリーは、
鮮度を意識した商品の供給が重要視されます。
例えば、賞味期限や消費期限の日付ができるだけ長くなるような
供給が必須となります。
2 鮮度・温度管理が重要
1でも説明しましたが、鮮度や品質を消費者は意識するので、
冷凍や冷蔵などの適切な温度管理をすることで商品の劣化を最小限に
抑えることが求められます。
ちなみに温度の目安は、チルド(冷蔵)は0℃~5℃、冷凍食品は-20℃以下、
冷菓は-30℃以下。
生鮮青果については10℃以下の設定が多いようですが、葉物野菜などは
冷風が当たらないような配慮が必要になるようです。
3 多品種少量の取り扱いが多い
食品スーパーのKSFの1つは、品ぞろえです。
競合に勝つためには、商品を選ぶ楽しさを消費者に感じてもらえるように
品ぞろえを豊富にする必要があります。
したがって、多品種少量の商品を適切な量とタイミングで供給できる
ように在庫庫管理や輸配送計画を立てる必要があります。
4 配送ルートの最適化が求められる
多店舗展開しているスーパーマーケットでは、各店舗への配送ルートの
最適化が必要です。
小売り業態の利益率は高くないので、物流コストを抑制するために
効率的な輸配送ルートの設定とタイミングの良い供給ができる時間設定が
重要になります。
例えば1台のトラックを使って、鮮度管理がそれほどうるさくない
常温食材(グロッサリー)を1便に、2便目にチルド(冷蔵)食品、鮮度が重要な
生鮮青果を明け方から午前中の時間帯に3便目として配送するような
取り組みが必要になります。
5顧客ニーズの変化に対応する必要がある
消費者の嗜好やニーズは常に変化しているため、新しい商品の導入や売り上げが
伸び悩む商品の発注をやめるようなことが頻繁におきます。
したがって、不良在庫が大きくならないようにこれまでのデータから予測を立て、
正確な在庫調整が求められます。
また、クリスマスや節分、土用の丑の日などに代表される季節に合わせた
商品の販売戦略を支える臨時的な物流計画も必須になります。
いかがでしたか?
簡単に食品スーパーの物流の特徴を簡単に書いてみました。
イオンといなげやの次にどこのスーパーが新たな動きを見せるか、
注目ですね。
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