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ブログ更新3294回目。
未来の輸送手段の一つ、ドローンの進化が止まりません。
今回、日本郵便とドローン開発企業ACSLが公表した新機体の
スペックは、最大積載量が1.7kgからおよそ3倍の5kgへ、
飛行距離は10kmから3.5倍の35kmへと飛躍的な進歩が
感じられるものです。
積載が1.7kgレベルの場合、包装資材の重量も考え合わせると
効率化と呼べるほど輸送量を確保することができません。
遠隔地に緊急医療に必要な物資を届けるといった目的であれば
良いのですが、この記事にあるような人手不足を補う目的には
まだ少し遠い感じです。
でも5kgとなってくると、その用途幅は大きく広がります。
同じように飛行距離の延長は大きな進化です。
トラック輸送では遠いところに行けば行くほど時間が掛かるので、
コストも労務負荷も大きくなっていきます。
それを代替品である無人のドローンで運べるとなれば効果は絶大です。
距離が延びれば延びるほど、人手の問題だけでなく社員の労務管理や
コンプライアンス負荷の低減にも貢献してくれるでしょう。
一方で、課題もあります。
物流事業者の視点で心配なのは、やはり”安全性”です。
空を飛ぶわけですから墜落した場合のリスクが真っ先に頭に浮かびます。
鳥類や他のドローンとの接触・衝突、機体の故障で落下することも
あるでしょう。
現在の航空機を例に安全性の高さを謳うケースがありますが、
生活圏内の比較的低空を飛行するリスクがどれくらいあるのか。
パイロットの技能レベルも比較にならないので、航空機の例が
参考になるとは思えないのですが・・・。
5kgの貨物と機体重量を合わせれば、相当な重量の物体が空高くから
落下することになるので、もし人の頭上に落下すれば死に至る可能性は
相当に高くなります。
物流手段として活用を考えると、日々35km先からそのような
事故を防止するためにコントロールし続けることになります。
この辺の法規制や、運用者のノウハウの蓄積は急務ですね。
もう1つはメンテナンス。
安全性にも関連しますが、トラックの車検整備に該当するような
ものが設定されるのかが気になります。
陸運局の安全に対する考え方を踏襲するのであれば、
飛行に伴うリスク回避のために法令で点検が義務化されることが
予想されます。
加えて、安全性を担保するために定期的に交換が義務化される
部品も多くなるでしょう。
この辺はコストに直結するので、ドローン物流の普及速度を
左右すると考えられます。
部品類は普及すればするほど安価になっていくものですが、
やはり物流コストが高すぎると使い勝手は悪くなるので
ニワトリと卵の関係になりそう。
メンテナンスコストに限りませんが、提供価値に対しての
コストの抑制をいかに図るかが大きな課題になっていくと
思います。
そして、モラルの問題も。
誰もが無尽蔵に飛ばせるようになってしまっては空が無法地帯になって
しまう恐れがあります。
空中渋滞だって起きるかもしれません。
趣味でドローンを飛ばす人も多くなるでしょうから、トラックの
白ナンバーと緑ナンバーのように分けて管理し、飛行高度やエリアの
限定といった対応をしていくことが必要かもしれません。
ドローンの進化速度が早ければ早いほど、その運用面を支える
サービスや法規制の整備も急がなければいけないということ。
その辺の情報が出回ってくると、ドローン物流は現実味を
帯びてくると思います。
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